2018.02.18
海外での活動
サラソティ小学校について(2)学校の敷地
ネパール事務所長の三宅隆史です。今回は2018年の建設対象校の一つであるサラソティ小学校の敷地についてお伝えします。
ネパールの学校建設地の特徴
サラソティ小学校には2015年の震災前、3教室の校舎が2棟と、2教室の校舎が1棟、計8教室ありましたが、1棟は全壊し、写真の奥に見える1棟は半壊しました。写真の右手の2教室の1棟のみ被害が少なかったので現在も教室として利用しています。
そこで今回、2教室を1棟、3教室を1棟の建設を行います。私は以前、アフガニスタン事業を担当していたのですが、ネパールとアフガニスタンの学校の違いの一つは、ネパールの山間部の学校は敷地が非常に狭いという点です。アフガニスタンでは5教室が必要な場合、5教室の1棟を建設すればよいのですが、この学校には5教室の校舎を建てることのできる敷地がありません。そこで2教室と3教室の2棟を建設するわけです。多くの学校では運動場も狭く、運動場が斜面になっている学校もあります。運動場が狭いということは、地震が起きた時の避難場所の狭さを意味します。
ネパールの支援地を巡るスタディツアーも開催
ネパールへのスタディツアーの参加者も募集しています。
【〆切】スタディツアー「ネパールを見る!知る!学ぶ!ツアー~ネパールの仏教文化と復興支援活動について考える~」
※本ツアーは参加申込を締め切らせていただきました