2024.02.15
海外での活動

冬休み工作ワークショップを開催しました!

活動風景
避難民

Dzień dobry!(こんにちは)
海外緊急人道支援課の瀧孝輔です。

先月から、ポーランドで実施しているウクライナ避難民支援事業の運営のため、ポーランド西部のドルノ・シロンスキエ県ルバフカ市というところに出張をしています。現在、事業地のルバフカ市で生活をしています。

ルバフカ市は、ワルシャワとは違って、とても自然が豊かな町です。シャンティの活動地の中でも、トップクラスに寒い場所ですが、きれいな自然に囲まれ、リフレッシュしながらのんびりと生活ができます。

オフィスから歩いて5分程度の風景

 

さて、今回、このルバフカ市で、現地の提携団体と協力をして、ウクライナから避難してきた子どもが、現地の生活になじむことができるように、地元の子どもも対象にして工作ワークショップを行いました。事業の概要は、以下の記事をご覧ください。
ポーランドでの新規事業のご紹介| 活動内容 | 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)

 

活動場所であるHouse of Culture(ポーランド語名Dom kultury)という施設は、日本の公民館のように青少年活動や生涯学習などで、地域に根差した文化活動が実施されています。そこで、冬休み期間の約2週間を利用して、様々なワークショップを行いました。その様子をお伝えします。

私が、見学したのは、陶器づくりのワークショップと植物の編み物のワークショップです。
最初に見学をしたのは、陶器づくりです。

粘土をこねる様子。粘土は、最初は固いので、力を込めてこねます。

完成した作品は乾燥させます。

続きまして、植物の編み物ワークショップの様子。
木の幹に、染色された植物の茎を差し込み、それらを編み上げて作品を作ります。

編み始める前は、植物の茎が伸びています。みんな、自分の好きな色の茎をもってきて、準備をします。

子どもたちに、編み方を教える様子。一人ひとりに、丁寧に優しく教える様子が印象的でした。

出来上がるとこんな感じです。

ワークショップの間も、自由に置いてある楽器を叩たりと、自由でのんびりとした雰囲気で進みました。私も見学の間に、子どもたちと楽器を叩いているうちに、質問攻めにあいました。

 

ウクライナ侵攻が始まり、約2年という時期にあります。避難地での生活も長期化しています。様々な不安や見えないストレスもあるかと思います。そうした中で、地域とつながりを作るとともに、少しでも不安を忘れ、思い思いのことができる時間が作ることができればと思います。

現在、4月のイースター(復活祭)の時期に合わせた新たなワークショップ開催の準備に取り組んでいます。イースターはクリスマスに並ぶ重要な行事の一つです。それに向けて、引き続き、地域の関係機関と協力して、事業に取り組んでまいります。

 

海外緊急人道支援課
瀧孝輔