ラオスの伝統行事 ブン ホー カオパック ダップディンとボートレース祭り
サバイディ(こんにちは)!ラオス事務所で経理を担当しているタイです。
去った8月にルアンパバーン市で最も大きな祭典とされるボートレース祭がありました。このブログでは、その様子と同日に行われるラオスの伝統行事「ブン ホー カオパック ダップディン」について紹介します。
ブン ホー カオパック ダップディン
ラオスでは、美しい文化と伝統を保存・継承するために、ブン ホー カオパック ダップディンと呼ばれる行事が毎年恒例で催されます。この伝統行事は、旧暦の9月14日に実施されることとなっており、今年は8月23日に行われました。
この日、人々は早起きをして、バナナの葉を使った「ホー カオパック ダップディン」を作ります。これを家の窓やお寺、大きな木の下に飾り、そのそばでろうそくや線香で火を灯します(下の写真)。

お寺の外に飾られた「ホー カオパック ダップディン」
こうして、死者や様々な生き物の霊を祀り静かにご先祖様にお食事のお知らせをするのです。その後、人々はお寺に行き僧侶に托鉢等を行います。その日は、私も家族と一緒に近くのお寺に托鉢に行きました。

人々がお寺で托鉢をしている様子

村のお寺に托鉢に来たタイさん
ルアンパバーン市のボートレース祭
ラオス人はボートレースが大好きで、通常各村を代表するボートレースのチームが存在します。
ルアンパバーン市では、先ほど紹介したブン ホー カオパック ダップディンと同日に毎年ボートレース大会が行われます。朝市や様々なイベントが早朝から催されるこの祭典には、政治家や国内外の賓客、そしてラオス全国のあらゆる民族が参加し、ルアンパバーンの街はたくさんの人で賑わいます。

ルアンパバーン市のボートレース当日の出店の様子
今年も、ボートレースは朝から晩まで熱戦を繰り広げ、カン川の両岸にはぎっしりと人が集まり、賑やかで楽しい雰囲気の中レースを観覧しました。

ルアンパバーン市のボートレースの様子①

ルアンパバーン市のボートレースの様子②
この伝統的なボートレースの祭りは、何世代にも渡って受け継がれてきました。言い伝えによると、これは人々の川への敬意と龍への崇拝の表れだそうです。
私たちラオスの人々は、子どもや孫たちがこの良き伝統を永遠に守ることができるように、毎年この行事を行ってきました。
私も、ブン ホー カオパック ダップディンやボートレース祭が末永く継承されていくように、ラオスの伝統や文化、行事に自分の娘と積極的に参加していこうと思います。
ラオス事務所 タイ