ラオスの結婚式を紹介します!(後編:~披露宴~)
サバイディ!
ラオス事務所の喜納です。
本ブログでは、前回に引き続きラオスの結婚式、披露宴について紹介します。
前編を未だ読んでいない方は、ぜひ下記のリンクからご覧ください。
ラオスの結婚式を紹介します!(前編:~バーシー・スークワン~)
ラオスの結婚式 夜の部「披露宴」
ラオスの結婚式は、朝から昼にかけて伝統的な儀礼であるバーシー・スークワンが行われ、夜には披露宴が開催されます。
日本でも、挙式が終わった後に披露宴を行うのが通例ですよね。
ブンホンさんの披露宴は同日の19:00から開始すると招待状に記載されていました。
事務所の職員に何時に行くのか聞いたところ、ほとんどの人が19:30以降に到着するように行く、と回答しました。
ラオスは日本と比べると、ちょっと時間がゆっくり流れている感じがします。
会場に到着して、招待状に入れたご祝儀を渡し、新郎新婦とそのご家族に盛大に迎えられました。
日本では、式が終わった後に新郎新婦とその両親に見送られるのが一般的ですね。
私たちが19:30に到着した時は、だだっ広い披露宴会場はやはり2割ほどしか埋まっていませんでした。また、日本の披露宴とは異なり、席の指定はなく、早く着いた人が好きな席に座るといった形式でした。私たちは、新郎新婦がよく見える席を確保しました。
各テーブルには既に料理がラップで覆われた状態で準備されていました。また、1ダース(12本)のビアラオ(ラオスのビール)がケースに入ってテーブルの脇に置かれていました。
歌って踊り明かす、ラオスの結婚式披露宴
20:00頃から会場も半分ほど埋まって来て、会場正面の舞台では生バンドによる演奏が始まりました(19時開始と招待状に記載されていましたが、実際にプログラムが開始したのは20時を過ぎた頃でした)。
そして、バンドの演奏に合わせて新郎新婦と親族が入場してきました。
それから、会場の中心では、様々なプログラムが展開されました。
会場の生バンドは、これでもか!というほど演奏を続け、それに応えるように出席者たちも立ち上がり延々と踊り続けていました。日本の披露宴ではなかなか見られない光景でした。また、披露宴の中盤では、新郎が新婦を奪いに来る様子を、歌と踊りに合わせて再現した催しが披露されました。そこでは、新婦の友人が新郎の行く手を遮り、押し合いをするといったような掛け合いが行われました。数分間この押し合いがバンドの音楽に合わせて続き、最終的には新郎ブンホンさんが新婦のもとにたどり着くことに成功したのです。
時計が23時を回ったころから、参加者が少しずつ帰っていきました。
その後、披露宴は12時を回って午前1時まで続いたそうです。
以上、2回に渡ってラオスの結婚式について紹介しました。本ブログ作成に協力してくれたブンホンさん、そして奥様のノイさん、本当にありがとうございます。
日本の結婚式と類似する点や全く異なる点がたくさんありました。
今後も、ラオスの文化や伝統について紹介していきますので、シャンティのブログを定期的にご覧ください!
ラオス事務所 喜納