2013.06.21
読み物
ラオスの人々が教えてくれる大切なこと
サバイディー。ラオス事務所の加瀬貴です。
本日は、事業地での一コマを皆さまにお届けします。
ここは、事業実施地域のひとつ、ルアンパバーン県、ヴィエンカム郡。
支援活動を実施している学校に向かう途中から見える風景は、私たちに自然の豊かさを教えてくれます。
一見、豊かな自然に囲まれ、日本人の私たちから見ると、少しうらやましい気もしてしまいますが、ここはラオスの山の中、電気も、水も、通っていません。
村人にとって、日々の生活のためのまき集めや水汲みなどは大切な日課です。
事業地への道すがら、水を運ぶ子どもたちに出会いました。
それは、子どもたちにとっても大切な日課の1つなのです。
子どもたちは、学校の行き帰りなどに水汲みに出かけます。
近くに小川がない村では、村の共同水源まで、水を取りにいきます。
こちらが水源に続く、あぜ道。
水源は、あぜ道を下ること、10分ほどの場所にありました。
村によっては、水源が遠く、別の村の水源から給水パイプで水を引き、村の近くに簡素な給水場を設置する場合もあるそうです。
日本では、当たり前のように蛇口を捻れば水がでます。時に、日々の生活で私たちが当たり前のように手に入るものが貴重であること、そして、それらがとてもありがたいことを、ラオスでの支援活動は教えてくれます。また、ラオスの人々の健気に日々の生活を送る姿勢、そのたくましさに、尊敬の気持ちを抱くこともしばしばあります。
「共に生き、共に学ぶ」ことの大切さを教えてくれるラオスの人々との関係を大事にしながら、今後も業務に励んでいきたいと思います。
ラオス事務所・加瀬貴