ヴィエンカム郡 冬(?)の風物詩
サイバディー。
SVAラオスの加瀬です。
ラオスは現在、1年間でもっとも涼しい時期を迎えています。
ヴィエンチャン首都では、朝晩はひんやりと、日中は心地が良い暖かさです。
気持ちが良い風が吹くので、業務中でも、「風に吹かれながら、メコン川沿いの道をサイクリングしたいなぁ」と気もそぞろになってしまうこともしばしば。
そんな中、先日、事業対象地のルアンパバーン県ヴィエンカム郡に出張してまいりました。
ヴィエンカム郡での定宿になっているゲストハウスは、小さな部屋で冷房設備はもちろんないため、暑い時期には、寝られなかったり、起きると汗びっしょりになることもあるので、「今の季節は涼しくて、睡眠もとりやすいなぁ」と思っていたところ、夜の気温はなんと10度ちかくまで下がり、明け方には、もっとも寒い日で6度近くの冷え込みになりました。
ゲストハウスの会議室が半屋外のためスタッフもフードをすっぽりかぶって、寒さ対策をしてもくもくと業務をこなしています。
東南アジアでここまでの寒さを経験することはないと思っていましたので、驚きましたが、本当に寒くて、暖房設備はもちろんないので、唯一用意されている薄手の毛布をかけ、たくさんの洋服を着ての就寝でした。
そんな中でも、対象地域の人びとは、たくましく暮らしています。
寒いので、みなさん表に出て、焚火をして暖を取っている場面を多く見かけました。
道端で焚火をして暖をとっています。
この時期のヴィエンカム郡冬(?)の風物詩は、ほうきの掃く部分になる、ススキに似た植物採取です。
乾燥させるために干しています。
道すがら、干してあったり、また焚火で暖を取りつつ、乾燥させていたりという風景があちこちで見られました。
暖を取りつつ、植物を乾燥させる村の女性
東南アジアで感じる冬。皆様もぜひ、この時期にしか味わえない、冬のヴィエンカム郡に厚着をしてお越しいただければと思います。
SVAラオス
加瀬貴