移動図書館活動とモン正月
サバイディー(こんにちは)!
ラオス事務所の山室です。
今年も残すところあと僅かとなって参りました。読書推進活動の一環で10月から始めたヴィエンカム郡での1グループ目(全67校の内15校が対象)の移動図書館活動も12月で一区切りとなります。
移動図書館活動は、本の管理の仕方、使い方、図書館活動の行い方を教員たちに身につけてもらうためのフォローアップ活動です。
※移動図書館活動の研修会についての記事はコチラ ⇒ 「移動図書館活動の運営ワークショップ」
さて、話は飛びますが、ラオスは多民族国家で、事業対象地ヴィエンカム郡には、カム族、モン族が多く暮らしています。ラオス事務所の職員も、ラオ族、モン族、カム族の職員がいて、移動図書館活動で、公用語のラオス語に慣れていない低学年の子どもたちに接する際に、ラオス語に加えてそれぞれの言語を少し織り交ぜながらコミュニケーションをとって活動を行っています。
3月に入職したヴァンナリー職員。ラオ族ですがカム語が話せます。
移動図書館活動では、教員への指導だけでなく、子どもたちを盛り上げるのが上手くなってきました。
9月に入職したブンリアン職員。モン族です。
移動図書館活動を主に担っており、ヴィエンカム郡に在住しています。
9月に入職したドライバーのレー職員。カム族です。
移動図書館活動でカム族の小学校を訪問する際にブンリアン職員を言語面でも助けています。(この日は紙芝居に自ら挑戦!)
今期の移動図書館活動は、学校側のスケジュールや事情で日にちを変更して対応するなど、臨機応変さが必要でした。実は、来週も行う予定でしたがモン族の正月にあたり、再度日程調整をしています。
そうなんです。私も初めて知ったのですがモン正月は12月下旬なのです。
今年は、今週末から約1週間が正月期間で、私もラオス事務所職員と共にモン正月をお祝いする予定です。今日も和気藹々と皆でモン語をいくつか学びました。
ということで、なんだかまとまりがなくなってしまいましたが、ラオスの今年の移動図書館活動は一足早くモン正月と共に一区切りです。来年も、子どもたちがたくさんの本に出会って「おはなしが楽しい!」「あ、このラオス語はさっき習った!」などといったワクワクした声が聞けることを願っています。
ラオス事務所 山室仁子