2015.03.06
読み物

断水と停電。

ラオス

サバイディー(こんにちは)!
ラオスは短い冬が終わり、乾季真っ盛り。だいぶ気温も上がってきました。
となると、そろそろ気になってくるのは断水や停電です。

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(ルアンパバーンの町。街灯がないと真っ暗になります。)

実はラオスは主に水力発電による豊富な電力があります。
国内需要電力量は、総発電能力のわずか3分の1といわれており、
その電力はタイなどの近隣諸国に「売るほどある」のですが、
特に乾季の時期には停電が起こるのです。

原因は、雷のせい? 需用電力量の見積もりの甘さ? など、
色々と言われていますが真相はよくわかりません。

断水や停電は、突如起こる場合と計画的に行なわれる場合があります。
計画断水・計画停電の場合、新聞等で告知されます。
断水や停電に慣れてきてはいるものの、この情報を得ていないと少し大変です。

具体的には、暑さにとにかく耐える、水汲みをあらかじめして水を確保して
おかないとトイレが流せなくなる(特に女性はトイレに行きづらくなる)、
仕事がままならなくなる、皆のやる気が落ちる、などといった事態になります。

私事ですがはじめてラオスで断水・停電を経験したのは2011年3月の東日本大震災以来で、
そのときは、心穏やかではなかった2011年当時のことを思い出しました。

もうすぐ東日本大震災から4年が経ちますが、遠くラオスからも当時のことに、
そして今も困難を抱えて暮らしている日本の方々に想いを馳せながら、
今自分に与えられた場所で、子どもたちのより良い未来のための事業を
(断水・停電とうまく付き合いながら)頑張りたいと思います。

ラオス事務所 山室仁子