2025.02.11
読み物

入職のご挨拶

スタッフの声

はじめまして。

今月2月より、事業サポート課の職員として入職いたしました吉田真実と申します。

本日はシャンティに入職するに至った経緯と、これからの意気込みをお伝え出来ればと思います。

国際NGOや国際機関への寄付習慣のある家庭で育ったこともあり、以前より世界に存在する経済的格差や絶え間なく起こる紛争の解決に関心を抱いていた私は、大学に進学後、国際政治学を専攻し国際政治の理解の基盤となる理論を中心に学びました。

また、学業と並行して、パンデミック期間には東京のNGOにてインターンとして在日外国人支援員を務め、在留資格や福祉サービスへのアクセスなどに関して寄せられる相談について伴奏支援を行いました。難民申請者や仮放免者の支援を主に担当し、脆弱な立場におかれた人々への支援がいかに重要であり、また十分でないのかを強く実感しました。

学士課程を修了した私は、数年間の学びを通じて新たに生まれた問い、「国際政治の場における正義とは何か、そしてそれをどう実現すべきなのか?」をさらに深く学ぶべく、イギリスに渡航し国際関係学の修士課程へと進みます。

イングランド北部の街並み

大学院での1年間を過ごしたイングランド北部の街並み

多様なバックグラウンドを持ったクラスメイトと日々議論し学びを深める日々。国際正義や国際政治哲学に焦点を当て、植民地主義やジェンダーの観点からグローバルガバナンスや国際協力の在り方について研究しました。

そして昨年、イギリスでの修士課程を修了し日本に帰国。
この度、縁あってシャンティに入職する運びとなりました。

これまでの学業を通じて、またNGOでのインターンシップ経験を通じて、私は“取り残されてしまう人々”へいかに支援を届けるか、また国籍、人種、ジェンダーなどさまざまな属性を考慮したグローバルガバナンスの在り方を模索し続けてきました。
少数民族など国際支援の枠から取りこぼされがちな人々に寄り添い、支援を届けるシャンティの活動は、まさに私が携わりたいと考えてきた持続可能でコミュニティに寄り添った国際協力であると感じています。

シャンティでの経験がさらに実践的な知識や方法論を学び、より効果的な国際協力に資する人材に成長できる貴重な機会となることを確信しており、いち早くシャンティの活動に貢献できるよう精進してまいる所存です。

どうぞよろしくお願いいたします。