小さな公園から
皆さん、こんにちは。
東京事務所、事業サポート課の猪又です。
今日は東京事務所の隣の公園の紹介をいたします。
東京事務所のある新宿区大京町の慈母会館のお隣には小さな公園があります。JRの線路と道路とビルに挟まれた細長い公園で、ブランコと椅子と象などの動物の置物があります。調べてみたらちゃんと大番(おおばん)児童公園という立派な名前がありました。大京町は1943年(昭和18年)に大番町と右京町が合併してできたそうで、大番はその名前からきているのですね。(8年も勤務しているのに恥ずかしながら知りませんでした)

四谷第六小学校から見た大番児童遊園
子どもたちが遊ぶにはあまりにもコンパクトな広さの公園ですが、大人にとってはちょっとした休憩の場になっていて、昼間にはお弁当を広げたり、座ってお茶を飲む人の姿も見られます。
毎年翻訳絵本を運び出す際は、ここで作業前に準備体操をします。運び出しは真冬であること、そして10キロ以上の箱を何百も運び出す作業をするため、怪我をしないよう身体を温めてから活動を開始するのが大事。体操にはちょうど良いスペースです。
四季折々の季節も感じることができ、少し前には紫陽花が綺麗に咲いていました。
数年前、政変後ですがアフガニスタン人のスタッフがこの公園のブランコに座って空を見上げていた姿を見かけたことがあります。漕ぐわけでもなく、ただブランコに座っていましたが、彼は何を思っていたのでしょうか。目が合うと見つかったとちょっと恥ずかしそうな笑顔を見せてくれたのが印象的でした。
ちょっと一息つける憩いの場。実際にある場所でなくても心の場所でもいい。
世界の厳しい環境におかれた人びとにも、そして皆様にも、そのような場所がありますよう。
私もたまにこの公園でリフレッシュしながら、精一杯業務に邁進しております。
お読みいただき、ありがとうございました。
事業サポート課 猪又