2020.06.08
お寺の取り組み

日本仏教の未来を探る1冊!『仏教の底力-現代に求められる社会的役割』

取り組み事例

「今こそ、仏教が蓄積してきた精神文化の知恵が求められている」

シャンティ専門アドバイザーの大菅俊幸氏の新著『仏教の底力-現代に求められる社会的役割』(明石書店、大菅俊幸編著、島薗進・川又俊則・前田伸子著)が出版されました。

現在の日本仏教は、高齢化、過疎化、核家族化、都市への人口流出という課題の中、さらに後継者の不在という深刻な問題に直面し、大きな岐路に立たされています。その中で、現代社会に求められる仏教者の役割が何なのかを、捉え直す1冊となっています。

編著者である大菅俊幸氏は、シャンティ専門アドバイザーのほかに曹洞宗総合研究センター講師としても日頃より多くの仏教者と関わる中で、日本社会で寺院や僧侶が置かれている立場や僧侶自身が抱える悩みに触れる一方で、期待される仏教、これからの仏教の可能性に向き合ってきました。模索しながらも行動する僧侶や地域社会へ発信する寺院は数多く存在し、人々の苦悩やニーズに寄り添いながら、寺院や僧侶は社会の課題に取り組んでいく必要があります。

仏教精神に根ざした社会貢献活動を研究している大菅氏と、宗教者による社会貢献に詳しい専門家の先生方とのインタビューから日本仏教の未来への可能性が見えてくると思います。

今まさに、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、寺院や僧侶の果たす役割は急速に変化してきています。コロナ禍で心の健康が必要な今だからこそ、仏教の底力に思慮を巡らせてみませんか。

 

内容構成

第一章

今、仏教に期待されるもの

一 現代仏教の歴史的位置とは[島薗進]
二 三・一一が仏教の再認識を促した[島薗進]
〈視点〉日本のナイチンゲール、瓜生岩[大菅俊幸]

第二章

 「人生一〇〇年時代」と仏教――日本仏教の現状

一 「人生一〇〇年時代」とは何か[川又俊則]
二 宗勢調査から見えてきたもの[川又俊則]
〈視点〉「居場所・つながり・役割」と「生きがい」[大菅俊幸]

第三章

僧侶――死と生に寄り添う存在――これからの僧侶とは①

一 これからの僧侶像とスピリチュアリティ――臨床宗教師が問いかけるもの[島薗進]
二 僧侶にはコミュニケーション能力が必要[前田伸子]
〈視点〉人間は死んで終わりではない――岡部医師の願い[大菅俊幸]

第四章

時代に呼応する仏教者――これからの僧侶とは②

一 次世代教化システムの構築へ[川又俊則]
二 僧侶の役割を現代社会から捉え直す[島薗進]
〈視点〉社会課題に向き合う僧侶たち[大菅俊幸]

第五章

「共生社会」と寺院の可能性――これからの寺院とは

一 「地域社会」が一つの鍵である[島薗進]
二 ソーシャル・キャピタルとしてのお寺[川又俊則]
三 お寺と大学と地域の連携[前田伸子]
〈視点〉「生き心地」の良い地域づくり――「共生社会」のヒント[大菅俊幸]

第六章

社会の苦悩に向き合う――これから求められる仏教の役割とは

一 シャンティは仏教の現代的表現なのか[島薗進]
二 世界的視野で慈悲の社会化を[島薗進]
〈視点〉生きた文殊に出会う旅――有馬実成と普遍思想[大菅俊幸]

おわりに

 

『仏教の底力-現代に求められる社会的役割-』

発行:明石書店
編著者:大菅俊幸
著者:島薗進、川又俊則、前田伸子
定価:本体1,800円+税
※送料として別途370円/1冊かかります。
※代金のお支払いは郵便振替でお願いいたします。

ご注文は、クラフトエイドオンラインストア、またはお電話(03-3350-1981)、FAX(03-5315-4041)からご注文ください。

大菅俊幸氏の著書紹介

こちらも合わせていかがですか。

『慈悲のかたち-仏教ボランティアの思考と創造』

発行:佼成出版社(2017年9月)
著者:大菅俊幸
定価:本体2,200円+税

『泥の菩薩-NGOに生きた仏教者、有馬実成』

発行:大法輪閣(2006年3月)
著者:大菅俊幸
定価:本体2,200円+税

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