ちょっとびっくりした話。カンボジア初回出張編。
暑かった夏が終わり、クラフトエイド課はイベントの秋、出張の秋、デザインの秋…へ突入しています。
こんにちは。クラフトエイド課の渡辺です。
今日は担当スタッフ4人のうち、3人が出張中。
石田はタイへ。入れ替わりで嘉味田が今日からカンボジア。販売のイベントで高橋が佐賀県へ行ってしまい、今週は発送担当のスタッフと事務所に残されています。
2人は初の海外出張。私の初出張は2014年7月でした。
今日は私もちょっと休憩モードで、あの時カンボジアでびっくりしたことを思い出してみます。
【びっくり その1】
プノンペンにある生産者と打ち合わせを始めた時のこと、ちょっと担当者の口がモゴモゴしています。注文していた寺院様向けの新しいアイテム、サンプルを作ってみたけど、モゴモゴモゴ。。。。。
いや、間違いかもしれない。。。たぶん間違えた。…などと言っています。
見に行ってみると何やら巨大なものが!!
持っているスタッフも笑っちゃってます!!これはお寺で行われる梅花流ご詠歌のお道具を入れる「梅花法具入れ」です。机の手前にチョンとのっているのが、持ってきたサンプルです。その後できた正解のかたちはこちら。
タテが20㎝ほど、ちょうどお弁当入れぐらいの大きさです。初めての指示書を㎜単位で書いたら、今までずっと㎝単位だったらしく、「おかしい、おかしい…」と思いながら布をはぎ合わせて作ってしまった、というわけでした…。単位までしっかり書き込まなくてはですね!この後これはすぐに解体されて、たっぷりスンバッグになったと思われます(たぶん)。
【びっくり その2】
こちらは『生きものびっくり』です。
プノンペン王宮美術館の庭の斬新なトピアリー(植木の刈り込み)。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、首から後ろのゾウさんの身体が植木の刈り込みになっています…。私はしば~らく眺めて気づきましたが、気づく人は少ないかもしれません。斬新!…これならいろんなものが表現できそうですね!ぜひ、もうちょっとしっかり整えて、周りの雑草も刈り込んでもらいたい!と思いました。
コンポントム州へ行く途中のサービスエリア。なんと、屋台の半分は虫スナック、名物は大きなタランチュラの素揚げです!!
ご想像の通りの、そのままの姿で、かなりの迫力でした。旅行中油に当たるといけないので(カラッと揚げてあるものが多い)、残念ながら(!?)どれも味見はしませんでしたが、プノンペンではレストランで食べた羽蟻の炒め物にチャレンジしました。もうちょっとわからない感じで出てくることを期待していましたが、そのまんまです。こちらはちょっと酸味があって…、「むむむ。。。」麹のようなお味でした。もちろん、初体験。
こちらはゾウのしあわせマスコットを作っているコンポントム州の村。ここで縫っています。
人も牛もニワトリもみんな一緒。ミシンの向こうにいろいろあって(シャンプーボトル的なものもありますね)、向こうに牛くんも。このゴタゴタ感にちょっとびっくり。ヤギや豚(こちらはケージに入っていることが多い)、鶏、みんな一緒に暮らしている感じに癒されました。
【びっくり その3】
アジアの市場では、なんでもビニール袋に入れます。炊き立てのご飯でも、炒め物でも。スープでも。
朝ごはんを買いに行った、コンポントム州で泊まった村の市場です。
あれこれ見繕って買ってきて、ここで食べてもよし、テイクアウトでもよし。
そこで買ったのがコーヒー。ネルドリップで入れたコーヒーにコンデンスミルクを入れ、かき混ぜて(ここまではOK)、なんとビニール袋にジャッと流しました。もちろん、淹れたて熱々コーヒーです。そして、ストローを差して口を締めて出来上がり。6人分持って帰りました。熱いコーヒーをストローでビニール袋から飲む、素敵な村の朝でした。
最後に….
いかがでしょう。カンボジアへ行ってみたくなったでしょうか。私も、当時はまだまだ続く初めての訪問地で、ちょっと「びっくり」はしたけれど、さほど気にしていなかったのですが、今考えてみると結構面白かったなぁと思います。
クラフトの出張は、新しいデザインや現地の状況の打ち合わせの他にも、生産者の人たちにいろいろなことを体験させてもらって、忙しいけれどなかなか貴重な体験の連続です。
また、新しいスタッフから新鮮な報告を随時お届けしていきます。