スンの柄を作り出すチョムナップさん
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スンの柄を作り出す、チョムナップさん
今回のブログは、カンボジアの手織り生地、スンの柄を決めているチョムナップさんをご紹介します。
スンは、カンボジア女性が普段着として履く巻きスカートの生地のことです。
たっぷりスンバッグなど、ロングセラー商品がたくさんあるスン。ご愛用いただいている方も多いのではないでしょうか。
経糸をかけられる人は、織り手グループにひとりだけ
織生地の柄は、経糸のかけ方で決まります。
スンの織り手でも柄を作り出すことまでできる人は少なく、この織り手グループにはチョムナップさん一人しかいません。
チョムナップさんのお母さんも経糸をセットできる人で、チョムナップさんは小さなころからお母さんの仕事を見て覚えました。
「子どものころから織が好きで、将来の仕事にしようと思っていました。だから熱心に見ていたし自然と覚えていった。私の娘は今7歳だけど、全然興味を示さなくて。今はゲームをやったりテレビを見たり、昔はなかった娯楽がたくさんありますからね。でも、10歳になったら教え始めるつもりです。」
村の人も教えてほしいと訪ねてくるそうですが、なかなか複雑なので習得できた人はいなかったそうです。
娘さんが経糸のかけ方を引き継いでくれることを願うばかりです。
作り出せる柄は無限大
このサンプルは、チョムナップさんが作ることができる柄のほんの一部。
伝統柄はもちろんのこと、イラストや写真などをもとに柄を作り出すこともできるそうです。
お客さんが求める柄の経糸をセットし、それをいったん外して織り手の自宅にある織機に掛けなおします。
その後は、一定のルールに沿って織り進めていくと、柄が織り込まれるという仕組みです。
(写真:右手に積まれている板に巻かれた黒い糸が、これから織り手の家に運ぶ経糸です)
2019年には、クラフトエイドのために新しい柄を作ってもらいました。
バックパック、ビッグショルダー、ポーチなどに使われている柄です。
今後、新しい柄を作ってもらう時には、チョムナップさんのサンプルを見せていただきながら検討していくことになります。
来年にはまた会いに行けるといいな。今から楽しみです。