2019.01.13
クラフトエイド

生産者団体「あんでねっと」に出張に行ってきました

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フェアトレード
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商品紹介
活動風景

クラフトエイドでは今、新商品が続々と各国の生産者さんから届いております。こちらの希望通りに商品が出来上がっているのか、毎回ドキドキしながら段ボールを開ける日々が続いております。今年はたくさんの新商品を皆さまのもとへお届け出来る予定です。

さて、クラフトエイドからの新年最初のブログですが、昨年12月に東北の「あんでねっと山田」と「あんでねっと大谷」に出張に行かせていただいたことを書きたいと思います。

あんでねっと大谷の製作風景

「ずっと支えられてきた恩返し。今度は自分たちが支援したい。」

東北の生産者団体「あんでねっと」は、東日本大震災後の仮設住宅から始まりました。「編み物を通して仲間づくりをしたい」と仮設住宅に住む人たちに声をかけたことがきっかけです。違う地域からの人たちが集まる仮設住宅での暮らしでは、なかなか周囲に溶け込むことが出来ずに孤立してしまう人もいますが、編み物の力を借り、次第にコミュニティは広がっていきました。

そして、東日本大震災で受けた世界中の温かい支援への感謝の気持ちを込めて、今度は自分たちが恩返しをすると決め、2015年から、商品の売上の一部を、シャンティを通して、アジアの子どもたちへの教育を届ける活動に寄付しています。

「あんでねっと」のそれぞれの商品は、作られる地域ごとの特産品をあしらったもので、1つ1つに作っているお母さんたちの思いが込められています。

「あんでねっと大谷」

今回は大谷の海の仲間たちストラップの制作を見させていただきました。ウニ、クラゲ、まんぼう、わかめ、カニ、ひとで、ほや、たこの計6種類。どれも大谷の海でとれる海の仲間たちです。この商品も山田町のくじらポーチ同様に、お母さんたちが何度も試作品を作っては話し合いをし生まれた商品です。「こっちの方が実際のほやの形に近いから」「わかめはこの方がわかめらしい」などなど。お母さんの海に対する意地とプライドが詰まっているこの商品。クラフトエイドのある東京事務所に試作品が届く度に毎回改良が加えられ、2018年の新商品として、お客様のもとに届けられるようになりました。

大谷の海の仲間たち ¥495

「あんでねっと山田」

私が集会所にお邪魔させていただいた時は、山田町のくじらポーチの白いお腹の部分のステッチをお母さんたちで順番に縫っていました。この可愛らしい丸みのフォルムが特徴のくじらポーチも、お母さんたちが集会所に集まり、くじらの特徴を再現しながらも、使いやすく可愛いポーチになるようにと、試行錯誤しながら生まれた商品の一つです。実際に制作している過程を見させていただき、こんなにも時間と手間と愛情をかけて作られていると改めて実感させられました。

山田町のくじらポーチ ¥1,650

初めて訪れた山田町と気仙沼でしたが、海岸は防潮堤の建設が進み、海が少し遠くなってしまっているように感じてしまいましたが、あんでねっとのお母さんたちの海の恵みに感謝し、復興支援として特産品を広めながら、さらにアジア子どもたちのために恩返しをしたいというたくさんの想いに、私たちクラフトエイドは何が出来るのか改めて振り返る機会になりました。あんでねっとのお母さんたちの作った商品とお客様をつないでいく懸け橋として、クラフトエイドはこれからも活動していきたいと思います。あんでねっとの商品をどうぞよろしくお願いします。

出張裏話…….

お母さんたちが、自慢の手料理をたくさんご馳走してくれました。この出張で体重が3キロぐらい増えたのでは!?と思うほどズボンがキツイです。

写真の黄色いタッパに入っているのが、気仙沼地方の家庭に伝わる郷土料理『あざら』です。もともと春咲きになって白菜漬けが酸味を増し、捨ててしまうのがもったいないというところから、白菜の古漬けとアコウダイのアラを酒粕で煮込んだもので、独特の味わいがクセになる一品。他にも、炊き込みご飯や手作りケーキ、タラやサンマの汁物など、美味しい郷土料理でおもてなししてくれました。

オンラインストアのご紹介

クラフトエイドのオンラインストアでは、アジア各国の伝統技術を使い、一つひとつ丁寧に手作りされた商品を販売しています。また、生産者のこと、商品ができるまでのストーリーをたくさん掲載中です。さらに、オンラインストアだけの特別SALEや限定商品の販売も行っています。

是非、この機会にご覧ください!

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▽フェアトレードショップ『クラフトエイド』

https://craftaid.jp/

皆さまのご来店をお待ちしております!