寄付について思うこと(Give Oneプロジェクト紹介)
こんにちは!事業サポート課の吉田です。
突然ですが、みなさんにとって寄付は身近な存在ですか?
寄付といわれても、あまりピンとこない方も多いかもしれません。
なんだか特別な活動のような…。
実際、日本は「寄付文化があまり根付いていない国」といわれます。
内閣府の統計を見ても日本の寄付総額は名目GDP比約0.1%と、2%を超える米国や0.8%との英国と比較しても低水準となっています。(参考:内閣府統計)
私自身の話をすると、よく寄付をする家庭で育ったこともあり、大学生になりアルバイトを始めて以来、ある国際機関のマンスリーサポーターとして少額ながらも細々と支援を続けています。
また、シャンティへの入職から半年以上がたち、新たな別の視点で寄付を捉えるようにもなってきました。
そんな私から今回は寄付について思うことをお伝えしたいと思います。
すでにシャンティのホームページをのぞいてくださっているみなさまには釈迦に説法かもしれませんが、よければ少しお付き合いください。
私が思う寄付の良さは「つながること」。
特に国際協力の分野では支援先にいる人の顔や生活を想像することは難しく、日常でも直接関わることのない問題であることが多いです。
そのような中、積極的に寄付を通してそこに自分自身を「関わらせる」こと。
私はそれがとても大きなアクションだと思います。
自分の寄付が国境を越え、形となって、それを必要としている人のもとに届くこと。
誰かの笑顔や学び、安心する気持ちにつながること。
今まで歴史や地理の授業、ニュースでしか聞いたことのなかった国やそこに住む人々が、問題が、ぐっと近くなるような気がしませんか?
寄付してから、その後どうなったんだろうと気になったら、
それがまたその支援の先にいるひとの距離を縮めます。
遠くて顔の見えない相手からその暮らしや笑顔を想像する相手へ。
その変化はきっと支援がもたらすインパクトそのものだけでは測りえない大きなもの、だと思うのです。
そして、もうひとつ。
シャンティで働くようになってからより感じるようになったことがあります。
寄付の温度です。
額の多寡にかかわらず、寄付は「気にかけている人がいる」ということを伝えてくれます。
時折支援者の方からのお電話をとることがあるのですが、そのたびに心が温かくなります。
誰かを思って使われたお金は、ただのお金ではない。それ以上の温度、ぬくもりを運んでいるように思います。
随分と語ってしまったような気がして何とも気恥ずかしいですが、みなさまと寄付についての思いを共有できたようでしたら幸いです。
さて、とはいっても「寄付はハードルが高くて」「どこに寄付したらよいかわからない」というようなこともあると思います。
私自身も寄付をする前に「(団体名) 評判」などとウェブ検索してみたり。
そしてどれが信用できる情報なのかわからずさらに不安になったり。
そのような思いを抱いていらっしゃる方に今日はある寄付サイトを紹介したいと思います。
それが、Give One(ギブワン)です。
Give Oneでは専門家による審査基準に沿って行われた審査に通過した団体のみを寄付対象としてウェブサイト上に掲載しています。

審査を経て適格とされた団体に認められる「寄付適格認証」
国内から海外、文化、福祉、環境、教育など多様な分野で活動する団体のプロジェクトがずらっと並ぶGive Oneサイト。活動レポートなども掲載され、ウェブサイトを訪れるだけでも何かの学びや気づきにつながりそうです。
そしてもちろんシャンティの寄付プロジェクトも複数掲載されています!
活動国ごとに分かれたプロジェクトページ、ぜひこちらよりご確認ください。

Give Oneに掲載のシャンティ団体ページ
本日紹介しましたGive One寄付サイトがみなさまと支援との新たな、また、より深い結びつきのきっかけとなることを願っております。
そして今、こうしてブログを書きながら寄付をいただいて活動するということ、その責任について改めて思いを巡らせ、身の引き締まる思いです。
今後ともみなさまのご支援が人々の笑顔につながりますよう、精一杯活動してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
事業サポート課 吉田