【絵本ワークショップ】兵庫県第二宗務所第一教区寺族会の皆さまと翻訳絵本づくりを実施
2023年11月13日、兵庫県第二宗務所第一教区寺族会様主催のもと、「絵本を届ける運動」のワークショップが開催されました。当日は12名の方にご参加いただきました。
始めにシャンティの職員より、当会の活動紹介や「絵本を届ける運動」の説明、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプでの図書館活動の映像や実際に活動地で読まれた絵本を見せながら、絵本を手にする人たちの様子や想いについてお話させていただきました。
参加者の内、1名以外は今回が初めての翻訳絵本づくり。つくり方の手順や注意点に気を付けながら、とても丁寧に作っていただきました。
翻訳シールは、一度に全部切ってしまうと貼る場所が分からなくなるため、一枚ずつ切る・貼るを繰り返します。
翻訳絵本作りの様子
絵本の最後のページには、自分の名前を現地語で書ける「お名前シール」の欄があり、今回はクメール語とビルマ語で名前書きに挑戦していただきました。初めて見る言語に、書き始めが分からない、難しかった、という声が聞かれましたが、隣や近くの席の方と見せ合いながら和気あいあいと楽しんで取り組んでいる様子が印象的でした。
参加者からは、
「初めて翻訳絵本を作り、とても楽しかったです。」
「現地語で自分の名前を書くのが難しかったです。」
「今回の参加で、初めてクメール語やビルマ語といった言語があることを知りました。今日作った絵本が、来年の春ごろに現地の子どもたちの元へ届くと思うと嬉しいです。」
との感想をいただきました。今回作成いただいた絵本は、カンボジアとミャンマーに届けられます。
兵庫県第二宗務所第一教区寺族会の皆さま、改めて「絵本を届ける運動」にご参加頂きありがとうございました。
完成した翻訳絵本を持って記念写真を撮りました!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「絵本を届ける運動」では、今年皆さまに作成いただいた絵本を来年2月に各活動地へ送るための準備が進んでいます。まだ返本されていない絵本がお手元にありましたら、11月中にシャンティ国際ボランティア会・東京事務所まで返送をお願いいたします。
また、2024年度のお申込開始に向けた準備も進めております。来年度もたくさんのご参加お申込みをお待ちしております。
「絵本を届ける運動」担当 佐々木
<写真中の絵本>
『おかあさん』作:中村 徹、絵:せべ まさゆき、出版社:佼成出版社
『たいそうするよ』作:高畠 純、出版社:光村教育図書
『どうろをつくるじどうしゃ』作・絵: 鈴木 まもる、出版社:金の星社
『はらぺこあおむし』作:エリック=カール、訳:もり ひさし、出版社:偕成社
『ぐりとぐら』作:中川李枝子、絵:大村百合子、出版社:福音館書店