【翻訳絵本づくりワークショップ開催報告】ジョーンズ ラング ラサール株式会社(JLL)の皆さま
2024年9月10日(火)15時より、ジョーンズ ラング ラサール株式会社(JLL)様主催により翻訳絵本づくりのワークショップを開催いただきました。社員の方を対象に、会議室にお集まりいただいて翻訳絵本づくりを行いました。
ワークショップでは、50冊の翻訳絵本をつくっていただきました。クメール語、ラオス語、ビルマ語、カレン語の翻訳シールを、それぞれの絵本に貼り付けていただきました。
ワークショップでは、最初にシャンティ職員から、アジアには学校に通うことができない子どもたちがいることをお話ししました。2021年の政変以降、アフガニスタンでは中学校以上の女子が学校に通うことができない状況にあります。子ども図書館に通う女の子が描いた絵をご紹介し、学びの機会を持つことができない子どもたちの思いについてお話ししました。
ミャンマーの子どもたちが通う学校の教室や図書コーナーについて写真をご覧いただきながらご紹介し、絵本に触れる機会が少ない現状をお話ししました。ミャンマーの映像で、図書館員が子どもたちに読み聞かせをする映像をご覧いただきました。
2021年の軍事クーデター以降、ミャンマーでは紛争が続いており子どもたちは厳しい状況に置かれています。こうした時だからこそ、日本から子どもたちに絵本を届けていきたいとお話しし、共感いただいたように思います。
文字の読み書きができないとどうなるかについてゲームを通して触れていただきました。3つのボトルにタイ文字のラベルが貼ってあります。薬が入っているボトルを選ぶゲームです。楽しんでいただきました!
その後、翻訳絵本のつくり方を説明し、皆さまにつくっていただきました。
ジョーンズ ラング ラサール株式会社(JLL)の皆さまに、毎年継続してご参加いただいております。昨年も翻訳絵本づくりにご参加いただいた社員の方もいらっしゃいました。
社員の方より、「昨年は『へろへろおじさん』(福音館書店)に翻訳シールを貼りました」などお声をかけていただきました。
皆さまで楽しそうに協力しながら翻訳絵本づくりに取り組んでいただく様子がとても印象的でした。子どもたちとのつながりを感じていただきながら翻訳絵本づくりを行っていただき嬉しかったです。
翻訳絵本が現地に届くのは来年以降になります。カンボジア、ラオス、ミャンマー、ビルマ(ビルマ)難民キャンプの子どもたちに大切に届けてまいります。
ジョーンズ ラング ラサール株式会社(JLL)の皆さま、今年も「絵本を届ける運動」にご参加いただき、ありがとうございました!
シャンティ国際ボランティア会 「絵本を届ける運動」担当
この度つくっていただいた絵本は、下記のタイトルです。
『たまごのあかちゃん』ぶん:かんざわ としこ、え:やぎゅう げんいちろう 福音館書店
『やっぱり おおかみ』作・絵:佐々木マキ 福音館書店
『ねずみくんおおきくなったらなにになる?』作:なかえよしを、絵:上野紀子 ポプラ社
『おつきさま ひとつずつ』作:長野 ヒデ子 童心社
『こねこが』著者:まつおかたつひで めくるむ
『かぞえてみよう』著者:さかざきちはる 白泉社
『ダメ!』原作 くすのき しげのり 文・絵 いもと ようこ 佼成出版社
『おふねにのって』著者:スギヤマカナヨ 赤ちゃんとママ社
『きょうりゅうたちもほんがよめるよ』文:ジェイン・ヨーレン 絵:マーク・ティーグ 訳:なかがわちひろ 小峰書店
『しあわせなときの地図』文:フラン・ヌニョ 絵:ズザンナ・セレイ 訳:宇野和美 ほるぷ出版
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