2025.04.29
絵本を届ける運動

「絵本を届ける運動」インターンが選ぶおすすめ絵本②(2025年度収集絵本より)

書籍紹介
絵本

こんにちは。春に「絵本を届ける運動」インターンシップに参加いたしました、和田と申します。

私は、世界中の教育支援に関心があり、大学でも教育に関する授業を専攻していることから本活動に興味を持ち、参加を決意しました。また、子どもの頃に多くの絵本を読み、絵本から得た知識などを振り返ってみると、その数は莫大で、あらためて教育における絵本の重要性を認識しました。

今回は、インターンが選ぶおすすめ絵本①に続き、2025年度に収集する絵本の中から私のおすすめ絵本を2冊紹介します。

 

1.『おおきくなったらなんになる?』(著:刀根里衣、出版社:NHK出版)

この本では、多くの職業が紹介されており、子どもたちの将来の夢を広げ、同時に選択の幅を広げてくれる素敵な絵本です。また、宇宙飛行士や料理人、バリスタ、教師、サッカー選手など、その選択肢は多種多様で、心のワクワクが止まりません。

 

将来の夢などといった大きな目標が定まると、向上心が高まり、目標に向けた着実な努力ができるようになります。そしてその行動すべては、自己成長を促し、自分自身を認め、自分自身を好きになるきっかけにもなります。

また、小さい頃から世界を知り、自分のやりたいことを見つけ、広い視野を持つことは、生きていく上で非常に重要なことです。

 

ページをめくるごとに夢や希望が広がっていく感覚を、子どもたちと一緒に体験してみませんか。そして、自分の好きなもの、大切なもの、なりたい夢を思い描けたら、とても素敵ですね。

 

 

2.『知ってびっくり!歯のひみつがわかる絵本 じょうずな歯みがき』(文:楠章子、絵:ながおかえつこ、監修:大西陽一郎、出版社:くもん出版)

「どうして?歯みがき、がんばってしてきたのに。」主人公のりこちゃんは、がっかりしました。

この絵本では、歯の上手な磨き方が細かく、分かりやすく説明されています。さらに、例え話を用いることで、より理解度を高められるように作られています。

磨いているようで、実は表面しか磨けていない。磨いているようで、ただ歯ブラシを口に入れているだけ。そのような経験はありませんか?

子どもたちが自分で学び、自分磨きだけで完成できるようになる、そのような絵本です。

 

この絵本は、昨年ボランティアとして「絵本を届ける運動」に参加した際、私が実際に作成した絵本なので、個人的に強い思い入れがあるということもあり、紹介しました。

実際に自分が本活動に参加することで感じられるものは本当に大きく、世界の教育の現状をより身近に体験し、理解することができました。そして、同時に学問への励み、解決への責任感が向上しました。

「想い」と共に翻訳シールを貼り、届ける。心から素敵な運動だなと感じました。

 

 

シャンティ国際ボランティア会は「絵本を届ける運動」を通して、子どもたちに日本から翻訳絵本を届ける活動を実施しています。

また、支援先に合ったテーマの絵本を選定し、より教育の質を高めることを目標としています。現地のスタッフとも直接コミュニケーションを取り、その地域の情勢や流行に合うような絵本を一緒に厳選すると共に、現地での指導教員の育成なども行っています。そして、最終的には支援なしで、自分たちだけでも困難を解決していくことのできる形を目指します。

絵本が子どもに与える「気付き」や「学び」は一生涯大切なものとなっていきます。子どもの頃に読んだ絵本から、今でも鮮明に覚えていることがある人も多いのではないでしょうか。

一時的な支援ではなく、長期的な支援が可能である絵本によって、多くの子どもたちに学びの機会を届けるこの運動に、是非参加してみませんか。

 

本は、子どもたちの記憶と共に、貴重な教育の機会として一生残り続けるでしょう。

ご興味のある方は是非、以下からお申込みをお待ちしております。

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絵本を届ける運動インターン 和田