絵本が現地に到着しました!2022年度の報告➀
こんにちは、「絵本を届ける運動」担当です。
2022年に収集し、2023年2月2日(木)に東京事務所を旅立った絵本が、カンボジア、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、ミャンマーの3事務所に到着いたしました!
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■届けた絵本の内訳■
・カンボジア/クメール語:6,316冊
・ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ/ビルマ語:2,696冊、カレン語:3,266冊
・ミャンマー/ビルマ語:3,062冊
・ラオス/ラオス語:2,683冊
・アフガニスタン(※)/ダリ語:497冊
※アフガニスタン向けの絵本については、現地の情勢や事業の状況を考慮しながら発送に向けて準備を行っています。
■2022年度の絵本タイトル数■
・35タイトル(15社)
■日本での参加者数■
・16,603人
・504 企業・団体
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各事務所より、絵本到着時の様子や絵本を受け取った人たちの声が届きましたので、ご紹介いたします。
【ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ】到着日:3月1日
3月1日、最初の到着地であるミャンマー(ビルマ)難民キャンプに絵本が届きました。
ビルマ語、カレン語合わせて5,962冊、122箱の絵本を届けました。
1箱およそ20キロの段ボールを職員総出で事務所に運び入れます。
重たいけれど、楽しそうな様子が伝わってきます。
絵本は、難民キャンプ内の学校や図書館に配布されます。難民キャンプの外へ自由に出られない子どもたちにとって、絵本は外の世界と繋がることができる扉になっています。
【カンボジア】到着日:3月14日
日本を出発して約1カ月半後、カンボジア事務所にも絵本が到着しました。
カンボジアには6,316冊、105箱の絵本を届けました。高く積まれた段ボールを、職員皆で力を合わせて積み下ろします。
届いた絵本を持ってカンボジア事務所職員で記念撮影
【ミャンマー】到着日:4月28日
ミャンマー事務所にも無事絵本が到着しました。
段ボールを落とさないよう、2人一組で慎重に運びます。
事務所に運んだ後、箱を開けて届いたタイトルや冊数、絵本の具合などを一冊一冊確認していきます。
ミャンマー事務所職員と絵本
続いて、絵本を受け取った人たちの声をご紹介します。
イェン・テンラーンさん(カンボジア)
「学校内に図書室があり、休み時間や自由時間に利用しています。『なにをたべてきたの?』という絵本が好きで、ぶたさんがたくさんの色を持っていて、たくさん食べたはずなのにまだお腹が減っているところが面白いです。 」
ティンさん(ミャンマー)
「小学校の教員として働いて22年目になります。『おおきなかぶ』を読んで、“家族の結束があれば不可能はない”という著者のメッセージを感じ、そこが気に入っています。子どもたちには、毎日図書館を利用することで読書習慣を身につけてほしいと考えています。」
それぞれの海外事務所へ届いた絵本は、シャンティの図書館活動や読み聞かせ活動などを通じて、子どもたちのもとへ届けられます。なお、ラオスとアフガニスタン向けの絵本につきましては、現地到着後に改めてブログでご報告させていただきます。
ご参加頂いた皆さまが想いを込めて作成した絵本が、子どもたちの希望を見出す一冊となります。改めて、2022年度も多くの方に「絵本を届ける運動」にご参加いただき、ありがとうございました。
絵本を届ける運動
<写真の中の絵本>
〈福音館書店〉『やさい』『どうやって ねるのかな』『もうちょっと もうちょっと』『おおきなかぶ』、〈ひさかたチャイルド〉『ぼくとクッキー さよなら またね』、〈童心社〉『からだっていいな』『おひさま ひとつずつ』、〈佼成出版社〉『ひとりじめ』『なにをたべてきたの?』、〈ペンギン社〉『くんちゃんとにじ』、〈あすなろ書房〉『おとうさんのちず』、〈金の星社〉『まちのねずみと いなかのねずみ』、〈赤ちゃんとママ社〉『おふねに のって』