「絵本を届ける運動」インターン生が選ぶおすすめ絵本(2024年度収集絵本より)
こんにちは。昨年夏に「絵本を届ける運動」インターンに参加した阿部と申します。
インターン中はシャンティで絵本に関わる作業を通しながら、活動に参加しました。自分が担当した絵本が、これから子ども達の手に渡ると考えるとワクワクします。今回は、2024年度に収集する絵本の中から私のおすすめを紹介します。どれもすてきな絵本なのですが、その中から私の一押しを選びました。
1.『ねずみくんおおきくなったらなにになる?』
「おおきくなったらなにになる?」、この絵本のテーマとなっているフレーズですが、みなさんは幼いころどんな将来の夢をもっていたでしょうか。絵本に登場するねずみくんは、この質問に困ってしまいます。ねずみくんは最後まで悩みながらも、自分の夢を見つけます。それはいったいなんでしょうか。
誰もが幼い時に聞かれる将来の夢。どんな将来の夢をもっていたか思い出しながら読んでみませんか?
作:なかえよしを、絵:上野紀子、出版社:ポプラ社
2.『やっぱりおおかみ』
この絵本の主人公のおおかみは、ひとりぽっちでいつも仲間を探しています。街を歩きながら自分に似た仲間がいないかうろついています。ささき まきさんの絵はとてもかわいらしく、絵本を読み進めるのが楽しいです。さて、おおかみは仲間を見つけることができたのでしょうか。最後には、子どもだけではなく、大人にも大切な気づきを与えてくれる、すてきな絵本だと私は思います。
作・絵:ささき まき、出版社:福音館書店
3.『しあわせなときの地図』
主人公のソエは、戦争のせいで大好きな町を出ないといけなくなりました。お別れの前の晩、ソエは町の地図を開き、たのしいことがあった場所にしるしをつけていきます。この絵本は当たり前の中から小さな喜びを見つけることの大切さを教えてくれる一冊になっていると思います。戦争によって故郷から追い出される人がいることは事実です。子どもの絵本ではなく、大人の方にも戦争の悲しさ、そして恐ろしさを改めて考える一冊になってほしいと思います。
文:フラン・ヌニョ、絵:ズザンナ・セレイ、訳:宇野和美、出版社:ほるぷ出版
絵本を届ける運動では、この3冊以外にも支援先に合ったテーマの絵本を選定しています。
絵本が子どもに与える気づきは大切なものとなっていきます。子どものときに読んだ絵本から今も鮮明に覚えていることがあるのではないでしょうか。
絵本によって、学びの機会をとどけるこの運動に、ぜひ参加してみませんか。
興味のある方は是非、お申込みをお待ちしております。
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絵本を届ける運動インターン 阿部