【在留外国人緊急支援】お寺でフードパントリーを開催しました!
シャンティでは東京パブリック法律事務所、豊島区民社会福祉協議会と連携し、豊島区における在留外国人支援事業を本年5月に開始しました。
「東京都豊島区で在留外国人を対象に 継続するコロナ禍における包括的生活安定支援を開始 新たな支援モデルを構築」
この事業では、コロナ禍で困窮する在留外国人の方への緊急生活支援の一環として、豊島区各地でフードパントリーと弁護士・社会福祉協議会のソーシャルワーカーによる相談会を開催しています。
第1回は、6月19日に東池袋の株式会社良品計画様本社、第2回は7月18日に池袋3丁目の功雲院様に会場を無償提供していただき、開催しました。
単なる食料配布に留まらない、様々な取り組みが行われています。
今回は第2回、功雲院様での様子をご紹介します。
第2回は会場の周辺地区にお住まいの外国人の方を中心に案内し、2部制に分けて実施しました。30度を超える暑い日でしたが、35名の方にお集まりいただきました。
スタッフは、法律事務所の弁護士さん、社会福祉協議会さんのご協力の他、シャンティの職員もボランティアとして駆けつけてくれました!
食料配布
様々な国籍の方に広く使っていただけるよう、各国の方の意見からお米、サラダ油、塩、トマト缶といった基本的な食材を揃えました。また、日本語学校や在留資格に関するセミナー、ごみ分別など、生活に有益な情報について多言語のご案内をお配りしています。
相談会
配布の前には、弁護士、社会福祉協議会のソーシャルワーカーによる、困りごとの聞き取りを行います。ネパール語、ミャンマー語、英語、中国語に対応できるコーディネーターを配置し、母語で相談をすることができます。追加の支援が必要とされた方には、ソーシャルワーカー・コーディネーターによる追加相談、同行支援や、弁護士による法的支援などを検討していきます。
託児スペース
運営スタッフの中の「お母さん」たちの声から、子ども連れで来られる方向けに、託児スペースを設置しました。子どもが近くにいると話しづらいことも、安心して相談できると好評でした。
この日は、事務局長自ら担当し、本領発揮でした!!
感染対策
会場では、検温・換気・消毒を徹底して行いました。感染症の流行が続く中、他者との接触はできる限り減らすべきではありますが、対面でなくてはすくい上げられない、多くの声があります。今後も感染対策を徹底した上、困難な状況にある方に寄り添っていきたいと考えています。
今回もコロナ禍により生活に困難を抱えている多くの方の声が聞かれました。
先が見通せない状況の中、今後も豊島区内の各地で同様の活動を実施します。
地域の支援団体とも連携し、更なる支援に繋げていきながら、より良い支援の在り方を模索し事業を続けてまいります。
地球市民事業課
村松
※この事業は休眠預金を活用して実施しています。