2016.02.11
海外での活動

アフガニスタンの詩人が亡くなりました

アフガニスタン

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アフガニスタン事務所(在東京)の三宅隆史です。2003年にSVAが設立した絵本出版委員会の当初からのメンバーだった詩人のハビブラ・ズラ・スワンド・シンワリさんが亡くなりました。82歳でした。
ハビブラさんは、11冊の詩集やアフガニスタンの歴史についての本を執筆、発行されました。またSVAが発行した17タイトルの絵本や紙芝居の文を書かれました。

2012年にシャンティが東京で開いた児童図書出版研修のため来日されました。その際、シャンティの若林会長にくださった日本についての詩(原文はパシュトゥン語)を紹介します。

崇拝すべき国日本

神はいつも日本を豊かにしてくださっている。
日本は私たちの国にとって親愛なる兄弟のようなものだ。
日本の業績と美しさを私たちは知っている。
日本の栄光はアジアや世界中で輝いている。

日本は自国の利益のためではない援助をしてくれている。
日本はすべての貧しい国を助けている。
日本は無視されてきた人びとを目覚めさせる。時間通りに稼動する工場の音によって。
日本に対して私たちは祖国と同じぐらい親近感を持っている。
日本の河や島、自然の美しさが日本の力の源である。

日本は祖国と同じように戦争の惨禍を経験し、
神は戦争から日本を立ち上がらせた。
日本がこれからも平和な国でありますように。
日本の俳句はすばらしい。
私たちは日本の美と栄光を決して忘れない。

ハビブラさんは俳句など日本文化のすばらしさをよくご存知でした。ご冥福を心よりお祈りします。