2012.09.11
海外での活動

モンの民話 (珠玉の解説付きです!)

ラオス

サバイディー ラオス事務所です。
本日はラオスと言えば、この方、安井清子さんが書かれたご本、
『モンの民話』のご紹介です。

このご本は、安井さんが長年にわたって大事に集められてこられた
モン族の民話がつづられています。

安井さんをご存知ない方のために、安井清子さんとは、

ラオス事務所は、安井清子さんもご参加される
ラオス20周年スタディーツアーを11月に計画しています。
是非!

帯には松岡享子先生のお言葉も

本文中の挿絵もモン族の方が描かれたそうです。

出版を記念して、安井さんとラオス事務所の伊藤所長と、パチリっ!

つづられている民話だけでも十分に楽しめるのですが、民話だけで終わらせないのが、安井さんです。
ご本には民話ごとに安井さんが解説を書かれているですが、この
解説も安井さんならではの素敵な言葉や文章が満載です。
私が思わず膝を叩き、唸ってしまった2つをご紹介。
一つ目は 『みなしご』 の民話の解説に書かれていたお言葉。
『言葉によって心と空間が豊かになる』
長年にわたって絵本とモン族に携わられた安井さんならではの
素敵な温かい言葉に じぃ~んとしてしまいました。

二つ目は、珠玉の一文です。
恋する男女について書かれた 『ひきがえる息子』 の民話の解説に、
その言葉を発見してしまったのです。
この一文は解説を枠を飛び越えて、その姿を世の女性たちへの
叱咤激励と化しているのです。

きっと、どんなに男がハンサムで素晴らしくても、
ただ恋してく恋しくて 恋いこがれて
待っているだけではダメなのだ。
泣いてばかりでは幸せになれないのである。

どうですか、皆さん
静まり返った深夜 部屋の隅で
鳴らない電話を待っているだけでは もうダメなのです。
すでに、涙も女の武器ではなのです。
幸せをつかむためには、行動あるのみ、だそうです。
さぁ、電話を鳴らさないあの人に別れを告げ、涙を拭いて、
書店へ!

ラオス事務所の鈴木でした。

(社)シャンティ国際ボランティア会ラオス事業へ