2019.12.20
海外での活動
ネパールの子どもたちのアートと魚
ナマステ。ネパール事務所長の三宅隆史です。写真は昨年度に校舎建設や学校防災計画づくり、防災教育の支援を行ったマヘンドラ小学校の4年生と5年生の子どもたちによる美術作品です。魚の絵のように見えますが、絵ではなく、多彩な色の色鉛筆をけずって、削りかすを画用紙に糊で張り合わせて作られています。眼の部分はティッシュに色を塗ってから貼っています。絵本の『スイミー』みたいですね。
ネパールは内陸国なので海の魚を食べることはできませんが、河魚やため池で養殖した魚は、自分たちで捕ったり、店で売られたりしています。
シャンティの事業地であるヌワコット郡のカカニでは、日本の国際協力機構(JICA)の技術協力によって開始されたニジマス養殖が盛んに行われており、レストランもあります。写真のように「釣り堀」ではなく網で「生け捕り」をすることができます。生きがいいので、たくさん泳いでいるのに、捕るのは結構大変で、腰にきます。何回やっても捕れない場合、店のお兄さんが簡単に捕ってくれます。
季節にもよりますが、40センチ近くまで成長しています。カカニは水がきれいなのでニジマス養殖に適しているそうです。捕れたては虹色のようにきれいです。
ネパール人はフライかグレービーソースの味付けで食べますが、写真のように日本人の好きな塩焼きで食べることもできます。ネパールでは海の魚は食べれないので、カカニのニジマスレストランは駐在日本人にとって貴重な場所になっています。