メラウ・メラマルアン難民キャンプで定期会議を開催しました
みなさん、こんにちは
ミャンマー国境支援事業事務所のウェンです。
今回はメラウ難民キャンプとメラマルアン難民キャンプで3月に実施した四半期会議および年始計画会議についてご紹介します。(当初は年始計画会議を1月に実施する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により延期となり、3月の四半期会議と同時開催しています)
メラウ難民キャンプとメラマルアン難民キャンプが位置するメーサリアン地域は新型コロナウイルスの影響により入域が制限されていましたが、3月1日に制限が解除されました。その連絡を受けてからすぐに準備を始め、翌2日には両難民キャンプに向けて移動し始めました。(弊会事務所から離れた山岳地帯にあるため、往復に4日程度かかります)
以下、難民キャンプに到着するまでの経緯を時系列に沿って紹介していきます。
3月2日(1日目):
3月2日、私たちは早朝に事務所を出発しました。目的地は両難民キャンプの間にあるメトラ村で、タイとカレンの文化が入り混じるところです。事務所を出発してから約5時間半後にやってメトラ村にたどり着き、そのまま宿泊させていただきました。
メトラ村のゲストハウス事情を簡単に紹介すると、
電気:村周辺に電気は通っていません。夜間に数時間だけ発電機を使います。
食事:自由に使えるキッチンがあります。
トイレ:新しいトイレが作られていました。昨年に訪問した際はトイレと水浴び場が一つずつしかなかったのでとてもありがたいです。
3月3日(2日目):
メラウ難民キャンプに到着してすぐに年始計画会議および四半期会議を実施しました。図書館員や図書館青年ボランティア、教育・図書館委員会関係者が集まり、2021年の活動計画についや今後の定期会議のスケジュールなどを話し合いました。昨年の振り返りも行い、うまくいったことの共有や、うまくいかなかったことの改善点の話し合いなど、活発に議論が交わされました。
会議後に参加者との交流会を開き、読み聞かせやゲームなどの実践や意見交換、図書館青年ボランティアからの新たなゲームの提案等ももらうことができました。写真からもわかる通り、笑い声の絶えないとても充実した会でした。。多くの職員が楽しみながら、活動内容を自発的に進化させている様子がよくわかりました。
3日目(3月4日):
私たちはメラマルアン難民キャンプを訪れました。前日のメラウ難民キャンプと同じく、会議には多数の図書館関係者が集まり、活動計画や活動内容について活発な意見交換が行われました。
4日目(3月5日):
午前中にメラマルアン難民キャンプのモニタリングを行い、午後から事務所に向けて出発しました。4日間にわたる出張はつつがなく進み、無事両難民キャンプの関係者と意見交換を行うことができました。新型コロナウイルスの影響で一時的に難民キャンプに入れない時期が続いていました。今回の出張で関係者と会うことができ、スタッフ一同、とてもうれしそうにしていました。タイ国内でもワクチン接種が始まっているので、難民キャンプへの入域および支援活動をこれまでのように行えるようになることを期待しています。