ラオス事務所職員との業務
皆様 明けましておめでとうございます。
ラオス事務所の玉利です。
ラオスに赴任して7ヶ月が経過し、ラオス及びシャンティ・ラオス事務所での業務にも慣れ、個々のラオス人職員の特徴・性格も徐々に分かってきました。
ラオス事務所では、現在日本人を含め16名の職員が勤務しています。男性10人、女性6人と多少ジェンダーバランスが良くないですが、これはどうしても運転手さんやフィールドの職員は男性が多くなってしまうためです。ただ、管理職は男女2名ずつです。また、多民族国家ならではの事務所で、職員は日本を含めて6つの民族から構成されています。
一口にラオス事務所といっても、メインとなる北部の都市ルアンババーン、首都のビエンチャン、事業地に近いヴィエンカムという場所の3ヶ所に事務所及び拠点をおいています。普段はこれら3つの事務所の職員間でメールや電話で連絡を取り合い、スカイプを用いた会議を行っていますが、通信事情の関係でよく会議の途中で回線が切れる事が頭の痛いところです。
ラオスの国民性を反映して職員間はみな比較的仲が良く、ベテランと若手職員も気軽に意見を言える関係にあります。また、皆それなりに頑張って業務を行っており、個人面談時にも「私が改善すべきところを指摘してください」と、学ぶ姿勢を示している職員も多いのですが、やはり受けてきた教育や慣習の違いからか、もう少し向上・改善して欲しいという点がいくつかあるのも事実です。
何はともあれ、これらの職員が中心となって主体的に仕事をしていかないと、ラオス社会のためのよい事業は実施できません。従って、日々の業務を共に実施しながら、こちらの経験を伝えたり、セミナー等で新たな知識を身につけるセッションを設けたりと、人材育成には力を入れています。その一方、彼らと議論を深める中で、こちらが予想しなかった意見や考え方を示されるときがあり、「そのような考え方なのか」という新鮮な驚きと面白さを味わうことができ、勉強にもなっています。
また、業務に必要な技術・知識の習得のためには研修も行っています。昨年各職員に必要な研修を聞いたところ、一番多かった回答が英語、次にコンピューター、この辺りはNGO職員も他の業界あまり変わらないですね。確かに英語は話すのはうまくても書いてみると良くわからない文章になってしまう職員も複数いるので、昨年は英文ライティングの研修を実施しました。
2019年の各職員との契約更新も無事終了しました。今年もラオス人職員と共に話し合い、助け合いながら、職員一丸となって、教育支援事業を実施していきます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。