2018.12.02
海外での活動

ラオス:僻地の小学校をめぐる

ラオス

サバイディー(ラオス語でこんにちは)、石塚です。

シャンティはラオスで「JICA草の根技術協力事業」として、「ラオス北部地域の教員養成校指導教官の能力強化を通じた、複式学級運営改善事業」に取り組んでいます。

先日、ルアンパバーン県パクセン郡、ポントン郡で複式学級指導を実施している小学校を対象に、事業実施前の状況を調べるためのベースライン調査を実施しました。

カウンターパートのルアンパバーン県教育スポーツ局、ルアンパバーン教員養成校、対象地それぞれの郡教育スポーツ事務所の職員、そしてシャンティ職員がチームとなり、小学校に向かいます。

パクセン郡からポントン郡への道中、雲海が見えました。

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小学校では、複式学級の指導の様子や手法、授業の構成、手作り教材の活用状況、教室環境の工夫など、さまざまな観点から授業を見ていきます。

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1学年の指導ですら先生の努力や苦労には脱帽ですが、ましてや2学年、3学年を1つの教室で指導する先生たちは非常に大変な思いをしているのが見受けられました。

授業観察の後は、先生へのインタビューを行いました。児童数や民族構成(他民族国家のラオスでは、この点も非常に重要です)、指導案の作成状況、先生が複式学級でどのような点に難しさを感じているか、などを聞き取りました。

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今回の調査結果も参考にしながら、カウンターパートと話し合い、今後実施する教員対象の研修会をはじめとした活動の内容を調整していきます。

私は東京事務所で勤務しているため、現場に直接関わる機会は限られていますが、「ラオスの教育をもっと良くしたい」という気持ちは、ラオス事務所スタッフをはじめ、カウンターパートや現場の先生ほか、事業に関わる方々と同じです。

ラオスの先生、そしてその先にいる子どもたちのために、今日もわたしたちは活動しています。

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