2021.03.04
緊急人道支援

【令和2年7月豪雨】被災地の小中学校からありがとうが届きました

国内災害
水害

昨年7月に九州各地を襲った豪雨で、熊本県南部では小中学校にも被害が及びました。

シャンティでは、校舎が被災して児童生徒が図書を利用できなくなった小中学校に図書や書架の支援を行いました。

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熊本県球磨村の渡小学校は校舎全体が被災し、別の学校に設置された仮設校舎で8月に授業を再開しました。しかし、仮設校舎には図書室や学級文庫もなく、子どもたちが図書に触れる機会がなくなっていました。

シャンティは、子どもたちが本に触れ、新しいことを知ったり、読書に夢中になることで、被災経験を乗り越えるきっかけになればと考え、図書室や学級文庫で利用できる様々なジャンルの本を支援しました。

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シャンティが支援した図書の様子(被災地の小中学校3校)

渡小学校の生徒さんの声を紹介したいと思います。

シャンティの支援した本をほぼ毎日読むという2年生の子「ぼくは本が好きだからもっともっと本を読みたいです。」

ある3年生の子「いつも先生と行ったり昼休みに行ったりしていつでもかりれててうれしいです。昼休み何もすることがなくて本を読むのがすきになりました。」

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学校の先生も、子どもたちが読書をすることで好きな世界、未知の世界に入り込むことができ、心が解放される時間を存分に楽しめている、とおっしゃっていました。

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今回の支援が子どもたちの心の癒しとなり、被災地の復興につながることを願っています。

シャンティは今後も、現地の人々に寄り添った支援、被災地復興に取り組んでいきます。

引き続き、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

※当事業は、パルシステム、READYFOR、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成と皆さまのご支援を受けて実施しました。