【令和4年8月豪雨】 子ども達の声を形にする地元の力
令和4年8月豪雨にて被災された皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。シャンティでは、被災した子どもたちの支援として、9月11日から令和4年8月豪雨の影響を受けた子ども達が遊んだり自由に過ごすことができる居場所「つどい場あら、ほっ」に毎週日曜日お手伝いをさせていただいてます。子どものあそび場の専門家の派遣は今回の派遣で4回目となり、その報告になります。
前回の報告はこちらからです。
■発展する遊び(9月25日)
3回目の活動ということもあり、顔の知った子ども達が増えてきました。先週と比べて元気かな。変化を逃さないように心がけて活動をしています。
気温が低くなることが予想されていましたが天気に恵まれ晴天の下でウォータースライダー!室内で遊んでいた子もにぎやかな声につられてほとんどの子ども達が外遊びに参加し「水遊び最高!」と楽しんでいました。水害で怖い思いをした記憶が水遊びの楽しい思い出に上書きされたらいいなと思い活動をしています。
晴天の下ウォータースライダー
今回は「あら、ほっ」の関係者と遊び場についてヒアリングの機会を頂きました。そこで、以前から冒険あそび場を作りたいという思いがあったことが発覚!ピザ窯やツリーハウスなどがある「あら、ほっ」は色々な方の思いで作られた場所であることを再認識。今後の取り組みが非常に楽しみです。
五右衛門風呂からお湯のおすそ分け
水遊びで冷えた体を温めるため五右衛門風呂も用意しました。迎えに来た親もびっくりしていたものの初めての経験ができる場所ということで大変喜んでいました。
今では機会が減ったと言われる異年齢交流ですが、温かいお湯をおすそ分けする姿や上級生が下級生を見守る姿が多くみられます。
■地元支援の力(10月2日)
4回目の活動は地元青年会議所の方が縁日を開催されました!子ども達が夏休みの時期に発災した水害の影響で楽しみにしていた夏祭りはすべて中止になってしまったそうです。そんなニーズを村上市社会福祉協議会、地元高校生、県内大学生のボランティアも集まり見守る姿は非常に素晴らしい場だと感じます。
初めての土器づくり
水遊びを行う中で泥が粘土質で土器が作れるんじゃないかとやってみました。子ども達と泥遊びをしているとき「泥遊びなんて何年ぶりだろう」との発言。思い出せないくらい前でもしかしたら初めてかもしれないと言っていました。
付き添いで来てくださった親も「田舎暮らしを子どもとしたくて引っ越したが、生活や仕事が忙しく泥遊びなどせっかくの自然を生かした遊びが今までできなかった。」と言っていました。
協働で活動を行うプレーワーカーの仲間
災害がきっかけではあるもののこの居場所は子どもたちにとって貴重なものとなったように思います。シャンティは引き続き子どもが安心できる居場所作りを目指して、長年協力関係にある(一社)プレーワーカーズとともに、被災地での子どもへの接し方やあそびの空間を通じたケアをサポートします。
「令和4年8月3日からの大雨 緊急募金」受付中
以下の方法で緊急募金を受け付けています。ご協力をよろしくお願い致します。
●郵便振込
郵便振替:00170-8-397994
加入者名:SVA緊急救援募金
*通信欄に「令和4年8月3日からの大雨災害」とご記載ください。(振込手数料は無料です)
- ●クレジットカード
こちらのお申込みフォームからご寄付いただけます。
*フォーム内で、ご寄付の使いみちで「国内緊急支援」を選択してください。
※当事業は、「赤い羽根共同募金」と「日本財団」の助成金、皆さまのご支援を受けて実施しております。