2026.03.05
国内での活動

外国ルーツの方のための、入学準備相談会を開催しました!

在住外国人支援

2021年に開始した外国人への包括支援事業「としまる」では、これまで様々な状況に置かれた方への支援を行ってきました。その中で、進学や、日本の学校生活に馴染めないといった、子どもに関する相談も寄せられることがありました。

現在、豊島区内の区立小中学校には、582人(全体の4.7%)の外国籍の生徒が在籍していて、言語面で授業についていけない、日本の学校のシステムが分からないという問題に対するサポートのニーズが増えている状況です。

このようなニーズに対応すべく、豊島区内では民間団体による支援が活発に行われてきました。そして特に支援のニーズが高まる小中学校の入学準備のための相談会を、それらの支援団体と共催で、3月1日に開催しました。

〇来場状況

<来場世帯数>

・中学生の部:7世帯(大人5名、子ども11名)

・小学生の部:13世帯(大人20名、子ども9名)

<来場者国籍>

ネパール、ミャンマー、中国、ベトナム、コンゴ民主共和国

 

〇相談会の様子

相談会では、まず小学校・中学校の時間割や持ち物など、基本的な学校生活の説明を行いました。

例えば、日本で生まれ育った人なら「上履き入れ」と言われれば何のために使うものか分かりますが、外国の人にとってはそもそも上履きとは何か、いつ上履き入れを使うのかなどが分からないこともあります。

当日はネパール語、ミャンマー語、中国語、ベトナム語、英語の通訳の方にも参加頂き、それぞれの参加者が分かる言語で丁寧に説明を行いました。

 

また、長く日本で生活するためには、高校を卒業して就職先を見つける必要がありますが、日本に来て間もない方だと、それを理解していない方も多いです。そこで、中学校の部では、在留資格や日本での高校進学率、全日制・定時制など高校の種類などの中学校卒業後の進路に関わる説明も行いました。

 

説明の後は、入学する学校ごとに分かれて、持ち物や提出書類の確認、学校生活での疑問点を相談する時間を設けました。

外国の方にとっては、ある程度日本語の会話ができる人でも、漢字が多く使われている日本の書類は理解が難しく、相談員、通訳と一緒に確認したいという方が非常に多かったです。特にこの会では多くの通訳の方に参加頂いたので、参加者の多くはこの機会に分からないことは全て質問して、安心した様子で帰られていました。「一人ではできなかった、今日来て良かった」と言ってくださる方もいらっしゃいました。

 

この相談会は、以下の支援団体の皆様と共催をさせて頂き、連携して支援にあたることができました。今後もつながりを大切にし、適切で迅速な支援ができるように活動を行ってまいります。

共催:みんなでつくろう!としまの子どもたちのための日本語教育(みんつく!)、特定非営利活動法人国際活動中心市民(CINGA)、学校法人香川学園メロス言語学院、社会福祉法人豊島区民社会福祉協議会、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

後援:豊島区教育委員会

協力:地域住民の皆様

 

国内事業課 平山