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2022.11.30
緊急人道支援

アフガニスタン東部:地震後に被災地域へ、寒い冬への備えで食料と生活必需品を配布しました

アフガニスタン
活動風景
震災

6月22日に発災したアフガニスタン東部地震で、震源地のホースト県では子ども155人を含む1,039人以上の人々が犠牲になり、家屋、家畜、食料を失い、農地や作物も被害を受けました。半年たってもNGO等からの支援は無く、今も壊れたままの家に住み、もうすぐ来る冬を乗り切るために支援を必要としています。 


アフガニスタン暫定政権とコミュニティのリーダー 

11月7日にシャンティ 300世帯を対象に、食料と生活必需品の配布を行いました安全確保のため、暫定政権、ホースト県警察とコミュニティのリーダーと調整をし配布は国立競技場で実施され小麦粉、砂糖、豆類、ブランケット、バケツ、ガスコンロ、ティーポットや圧力鍋などを配布することが出来ました 

 


国立競技場での物資配布の様子

被害にあったホースト県のバジ村に住むモハマドさん(仮名)は、深夜1時30分に地震が発生した時、家族揃って家の外に飛び出しましたが、何も出来ずに家の壁が崩れていくのを見ているしか出来ず、家は全壊、家財道具全てが土の下に埋まってしまったそうです隣の家に住んでいた姉と子どもたちは泣きながら家の下に埋まっている父の助けを求めました村人たちが集まり救出をしようとしましたが、助けることは出来ませんでした「バジ村での被害は大きく殆どの家が全壊しました。我が家は9人家族で、SVAが配布してくれた食料と生活必需品は冬を越すのに大きな助けになります家族を養うための仕事も見つからず、精神的にも参っています。と語ってくれました

モハマドさんと子どもたち 


住居を失ってしまった方々が寝泊まりしているテント

突然発生した自然災害の脅威に対して、人命に関わる救援物資の大切さ、そして、異なった文化を尊重した支援のあり方を理解し、被災地の生活再建を続けることを考え、今後も支援活動を進めてまいります。 

引き続きアフガニスタンへの温かいご支援をよろしくお願いいたします。 

ホースト県での食料と生活必需品の配布については地元のZhmanTVで放映されました。その映像の中で、ホースト県の副知事や被災者の方々が、都心から離れた小さなコミュニティの人々と共に支援活動を行う当会シャンティへの感謝の気持ちを表してくれました。

海外緊急人道支援担当 五嶋佑輝  

本事業はジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて実施しています。