アフガニスタン子ども図書館より
ラマダン・ムバラク!
日本はもうすぐゴールデンウイークですね。アフガニスタンでも同じ時期にラマダン明けのイード祝祭日がやってきます。
さて、今回はシャンティがアフガニスタン東部地域で運営している子ども図書館の最近の様子を写真とともにお伝えします。
自由読書の時間です。政変後は現暫定政権の方針の下、男子と女子の読書スペースを分けています。
お絵かきの時間です。
図書館員による紙芝居の読み聞かせを行っています。
イスラム教の聖典、コーランを読む時間の様子です。
子どもたちに人気の文化プログラム、手芸教室の様子です。
手芸教室で子どもたちが制作した品を、近くの女子学校での展示会に出展しました。その女学校に通う生徒が作品を見ている様子です。展示会に見に来られた多くの方が子ども図書館の手芸品を気に入りましたが、昨今の経済危機により皆家計が苦しく、あまり手芸品を購入する人はいませんでした。
こちらも子どもに実用的と人気のプログラムの一つ、縫製教室の様子です。
学校に通えない子どもたちが、小学生低学年レベルの読み書き計算を数か月に渡って学ぶ特別教室です。
今年より治安状況を注視しながら、月例イベントを再開しました。保護者を招いて実施しました。保護者が子どもの発表や活動を見て、子どもの成長を、子どもや図書館員と共有することができる貴重な機会となりました。
子ども図書館は昨年の8月以降、一時的に閉館していましたが、多くの子どもたちからの再開を望む声を受けて、地域管轄局との調整の下、昨年10月末より再開しています。
利用する子どもの声を紹介します。
僕は、子ども図書館があるおかげで、将来のことを少し明るく考えることができています。子ども図書館は僕や僕以外の子どもにとっても本当に大切な場所です。日本の皆さんに思っていただき感謝でいっぱいです。
子どもたちの唯一の希望となっている子ども図書館を、今後も何とか継続して運営していきたいと考えております。引き続き皆さまの温かいご支援ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
アフガニスタン事務所 真屋友希