2007.06.28
海外での活動

こんな図書館がぼくは大好きだ。

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

こんな図書館がぼくは大好きだ。
(エブルトゥ君、10歳/ミャンマー難民キャンプ)

 

ゲームを楽しむ子どもたち/ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの図書館

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプエブルトゥ君(10歳)

図書館ができた。

図書館ができた。

ぼくは今、とっても幸せだ。

ぼくは毎日学校にいかなきゃならない。

なかにはとてもむずかしい授業もある。

先生にはときどきしかられるし、たたかれることもある。

学校に穴のあいた服を着ていって、ともだちに笑われることもあるし、

外で遊んでばかりいると両親にもしかられる。

でも今は図書館ができた。

しかられたって図書館に行って本を読んでいるうちに気が晴れる。

図書館の本はぼくをしかったりしない。

穴があいている服を着ていたってぼくを笑ったりもしない。

とにかくぼくの気持ちを満たしてくれる。

こんな図書館がぼくは大好きだ。

 

こんにちは。

広報担当の岩船です。

今日は、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの少年が書いた詩をお届けしました。

図書館はこんな建物です。

 

 

難民キャンプは、あくまでも「仮に難民を収容するところ」。

ですから、鉄筋コンクリートのような耐久性のある丈夫な建物は建てられません。

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプは、ミャンマーとの国境のタイ山岳地帯にあり、急峻な山肌に密集して建てられています。


難民は、キャンプ外に出ることは禁じられています。キャンプの外を知らずに育つ子どもたちには、図書館が外の世界との出会いの場なのです。

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ミャンマー(ビルマ)難民キャンプでの事業についてもっと詳しくはコチラ

ミャンマー(ビルマ)から国境を越えてタイに逃れてきた難民たち。

人権弾圧、経済的困難から14万人もの難民が逃れてきて、タイ政府が設けた難民キャンプに収容され暮らしています。

ミャンマーでは、軍事政権と少数民族の反政府勢力との紛争が50年以上も続いており、停戦へのめどが未だついていません。

本格的な夏を迎える7月の半ばから「SVA夏募金キャンペーン」が始まります。リーフレット制作や事前準備で大忙しです。

キャンペーン期間中の「ほっとシャンティ」は平日毎日更新。

全国から寄せられたメッセージをご紹介&現地の写真(著名なカメラマンの瀬戸正夫さんご提供)のコラボです。

お楽しみに♪♪

(ほっとシャンティVol.81   担当:SVA東京オフィス 広報 岩船)