こんな図書館がぼくは大好きだ。
こんな図書館がぼくは大好きだ。
(エブルトゥ君、10歳/ミャンマー難民キャンプ)
ゲームを楽しむ子どもたち/ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの図書館
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプエブルトゥ君(10歳)
図書館ができた。
図書館ができた。
ぼくは今、とっても幸せだ。
ぼくは毎日学校にいかなきゃならない。
なかにはとてもむずかしい授業もある。
先生にはときどきしかられるし、たたかれることもある。
学校に穴のあいた服を着ていって、ともだちに笑われることもあるし、
外で遊んでばかりいると両親にもしかられる。
でも今は図書館ができた。
しかられたって図書館に行って本を読んでいるうちに気が晴れる。
図書館の本はぼくをしかったりしない。
穴があいている服を着ていたってぼくを笑ったりもしない。
とにかくぼくの気持ちを満たしてくれる。
こんな図書館がぼくは大好きだ。
こんにちは。
広報担当の岩船です。
今日は、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプの少年が書いた詩をお届けしました。
図書館はこんな建物です。
難民キャンプは、あくまでも「仮に難民を収容するところ」。
ですから、鉄筋コンクリートのような耐久性のある丈夫な建物は建てられません。
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプは、ミャンマーとの国境のタイ山岳地帯にあり、急峻な山肌に密集して建てられています。
難民は、キャンプ外に出ることは禁じられています。キャンプの外を知らずに育つ子どもたちには、図書館が外の世界との出会いの場なのです。
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ミャンマー(ビルマ)難民キャンプでの事業についてもっと詳しくはコチラ
ミャンマー(ビルマ)から国境を越えてタイに逃れてきた難民たち。
人権弾圧、経済的困難から14万人もの難民が逃れてきて、タイ政府が設けた難民キャンプに収容され暮らしています。
ミャンマーでは、軍事政権と少数民族の反政府勢力との紛争が50年以上も続いており、停戦へのめどが未だついていません。
本格的な夏を迎える7月の半ばから「SVA夏募金キャンペーン」が始まります。リーフレット制作や事前準備で大忙しです。
キャンペーン期間中の「ほっとシャンティ」は平日毎日更新。
全国から寄せられたメッセージをご紹介&現地の写真(著名なカメラマンの瀬戸正夫さんご提供)のコラボです。
お楽しみに♪♪
(ほっとシャンティVol.81 担当:SVA東京オフィス 広報 岩船)