2008.02.07
海外での活動

ビルマの少数民族の真実~映画「ビルマ、パゴダの影で」

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ

ドキュメンタリー映画「ビルマ、パゴダの影で」は、スイスの観光用PR番組の
撮影と偽って、ビルマ(ミャンマー)に潜入したスイス人映画監督と撮影
スタッフが、少数民族の証言を求めてジャングルの奥深く国境地帯へ旅を
して撮影されました。
たどりついた先では幾千、幾万の人びとが過酷な生活を強いられていました。
軍事政権による強制移住や強制労働、拷問や殺害を含む様々な人権侵害から
逃れるため、ジャングルでの移動を続けながらひっそりと暮らす少数民族。
迫害に怯え、日々生き延びることさえままならない国内避難民や、20年以上も
故郷に戻ることが許されない難民。そして民主化の希望を胸に戦う反軍事政権
武装組織の兵士達・・・。
彼らの証言をもとに、今日もなお迫害され続ける人々の真実を伝えるドキュメン
タリー映画です。
公開は3月15日(土)から、渋谷のアップリンクXにてロードショー
監督 アイリーヌ・マーティー(2004年)
配給宣伝 アップリンク

SVAは映画「ビルマ、パゴダの影で」に広報協力をしています。
公開予定は東京だけですが、地域での自主上映会にも今後対応して
いただけるとのことです(有料)。
弾圧されているミャンマー(ビルマ)国内の少数民族の証言を撮影した
貴重なドキュメンタリーです。民主化の行方が依然として不透明な
ミャンマー(ビルマ)の真実を通して、この問題が決して過去のことでは
ないと多くの日本の方々に知ってほしいと思います。
広報 村田泉