2011.01.10
海外での活動

7つのキャンプの年次会議の風景から

ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ
活動風景

ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所の小野です。

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

今年も本事業へのご支援、ご関心よろしくお願い致します。

さて、前回に引き続き、昨年末の各キャンプでの年次会議のお話です。ふだん文章が多過ぎる傾向にあるので、今回は写真中心で「何を読むか」は皆様にお任せという企画です。

まず、SVAの活動するキャンプのおさらいから。上記、タイ領内のピンク色、黄色、紫色(タムヒンのみ)の吹出しがSVAの活動地です。現在、メーサリアンとメーソットに事務所があります。

以下、活動地に沿って2010年度を締めくくった年次会議のシーンを紹介します。

「これが会議?」と思うでしょうが、伝統的にはこのような雰囲気なのです。会議の式次第は全て同じで、約2時間、図書館委員会、コーディネーター、図書館員、青少年ボランティア、青年同盟などの報告(口頭)を中心に構成されています。

私も「今年のまとめと来年の抱負」をスピーチし、一人ひとりに今年の感謝を込めて粗品をお渡しする役目を頂きました。

また、最後にはクリスマス時期でもあり、「プレゼント交換」という楽しみもありました。

写真は訪問日順ではなく、北から順番に並べてみました。会議の進め方や座り方、参加者の年齢や服装、図書室の構造や装飾など、いろいろと読み取ってみて下さい。

メラウ・キャンプ。12月3日。右手奥でスタッフのエッソ(グレーの上着)が司会。

メラマルアン・キャンプ。12月2日。図書館員のセイラートゥーさんが報告中。お子さんの姿も。右手はSVAからの粗品。

メラ・キャンプ。12月4日。図書館員のメィーサーさんが報告中。お菓子やジュースは終了してから出されたところもあり。

ウンピアム・キャンプ。12月17日。寒くて長袖着用の参加者。手前4人はSVAスタッフ。

ヌポ・キャンプ。12月18日。図書館はここ一ヶ所のみ。新メンバーになった青年同盟メンバーが多く参加。

バンドンヤン・キャンプ。12月9日。ここも図書館は一ヶ所。床がまだ竹。手が込んでいる天井の装飾。

タムヒン・キャンプ。12月8日。若者パワーが比較的高く、みんな仲良し。

以上、いかがでしたか?写真の比較だけでもいろいろなことを読み取って頂いたのではないでしょうか。ご意見、ご感想などありましたら、是非、お寄せ下さい!

最後に私もいろいろと見比べて、(1)年次会議の意義に立ち返ってやり方をもう少し改善すべき、(2)室内装飾・展示のやり方を利用者の立場に立って見直すべき、などとあらためて感じました。

ともあれ、一昨年に比べて若者パワーが一段と頼もしくなったのも事実。これを糧に今年も頑張りますので、応援よろしくお願いします!

以上