2010.10.15
海外での活動

寺院学校の校長の教育への熱意

ミャンマー

ミンガラーバー

はじめまして、ミャンマー事務所で2015年9月からインターンをさせていただいている山田哲也です。ネパール農村でのボランティア活動で見た子どもたちの笑顔への感動とその質の低い教育環境に心を打たれ、国際教育協力の道を志すことを決めました。シャンティでお世話になる前は、英国の大学院の修士課程で教育開発学を学んでいました。一年という長期間にわたって、アカデミックでは得られないであろう現場での活動に携わることができるので、非常に楽しみにしています。

2015年9月の半ばにミャンマーにやってきてからの一ヵ月は怒涛の毎日でした。寺院学校やノンフォーマル小学校、夜間小学校のモニタリング、さらにはタヤワディ県公共図書館の児童スペースのオープニングイベントに同行させていただき、あっという間に時間が流れていきました。

印象的だったのは、寺院学校の校長の子どもたちへの教育の思いです。シャンティの来年度の学校建設の予定校である寺院学校、レイタートーヤを訪れたときに、僧侶の校長が、貧しくて公立学校に行けない子どもたちに無償で教育機会を提供していました。さらに昼食まで無償で提供していました。

昼食時の子どもたちの様子(ミャンマー)

昼食時の子どもたちの様子(ミャンマー)
(昼食時の子どもたちの様子)

聞くと政府からの教師への支援はあるものの、コミュニティから寄付を募ってなんとか学校運営をしているそうです。

そんな状況にあっても、校長は、

「他にも困っている学校があるだろうから、こちらへの支援は最低限で十分です」。

とおっしゃいました。

困難な環境にあっても、慈善・奉仕の心を持ちつつ、さらに他への気遣いができる校長の姿に、自分自身、ただただ感動していました。

来年度支援予定校の寺院学校レイタートーヤの校長と教員の方々
(来年度支援予定校の寺院学校レイタートーヤの校長と教員の方々)

最後にピーの町を紹介したいと思います。
ピーは、イラワジ川のほとりにある、どことなくゆったりとした落ち着いた都市です。
雨季は終わりかけですが、いまだに雨が降っており、
撮った写真がどんよりとしてしまっていること、ご容赦ください。

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絶好のデートスポットになっているイラワジ川のほとり
(イラワジ川のほとりは絶好のデートスポットになっている!)

市のシンボルはミャンマー三大パゴダの一つシュエサンドーパゴタで、小高い丘の上に壮麗にそびえています。

ミャンマー三大パゴダの一つ「シュエサンドーパゴタ」

パゴダから巨大な大仏・セタジーが拝める
(パゴダから巨大な大仏・セタジーが拝める)

シュエサンドーパゴダの丘からはピー市街を一望することができます。奥にはイラワジ川が見えます。

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「ミャンマーはやっぱり仏教の国なのね」と思われがちですが、ピーには様々なアイデンティティを持った人びとが混在しています。町には、モスクと仏教寺院が隣り合っている場所があります。

左手前が仏教寺院、右奥にモスクがある
(左手前が仏教寺院、右奥にモスクがある)

また教会もありました。他にもヒンドゥー教の寺院など多くの信仰の場所があるそうです。
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そんなピーの町でも、2015年11月8日のミャンマーでの総選挙を控え、町も選挙への熱が高まってきています。車やサイカー(ミャンマーの人力車)に応援する政党のステッカーやフラッグをつけている人まで目にします。

これから一年間、少しでもシャンティの活動に貢献できるようにがんばって参ります。どうぞミャンマー事務所へのご支援のほどよろしくお願いいたします。

ミャンマー事務所
インターン
山田哲也