NGO団体向けの読み聞かせワークショップを実施
ハラゲー!(カレン語で「こんにちは」)ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事業事務所のウェンです。
シャンティBRC事務所では、タイ・ミャンマー国境で活動している他のNGO団体と連携して活動しています。5月30日~31日に、タイ・ミャンマー国境地域で保健衛生分野の活動をしているNGO団体向けに、読み聞かせワークショップを実施しました。この団体はタイのターク県の国境地域にあるクリニックで、移民を中心とした人々に保健衛生面での支援をしています。
今回のワークショップには、この団体のPEチーム(Public Engagement Team)の29人が参加し、クリニックで親を待っている子どもたちに向けて実施できるような絵本の読み聞かせなどのレクリエーションに関する研修を実施しました。
このワークショップでは、読み聞かせの基本的なスキルや子どもたちが楽しめる様々なレクリエーションを紹介しました。シャンティBRC事務所のセイラーさん、エッソさん、プラウィットさん、インさんの4人が、絵本やパネルシアター、パペット、大判絵本、紙芝居などの道具を使った読み聞かせの方法を紹介しました。
(写真:大判絵本『おおきなかぶ』を参加者と一緒に実演するプラウィットさんとセイラーさん、絵本:『おおきなかぶ』福音館書店、A・トルストイ 再話 / 内田 莉莎子 訳 / 佐藤 忠良 画)
(写真:カードゲームの実演)
実演のあとには、研修の参加者が絵本などの道具を使って読み聞かせの練習を行いました。
(写真:タイ語の大判絵本にカレン語の翻訳シールを貼ったものを使って、読み聞かせの練習をする参加者)
この研修では、私たちシャンティのスタッフもカレン語とビルマ語の手洗いの歌や衛生について学ぶことができ、双方にとっていい学びの機会になりました。
この2日間の研修では読み聞かせの基本的なスキルだけを扱ったので、今後、彼らの活動をフォーローしたり、将来的に協働して活動したりできればと考えています。今後も他団体と連携して、国境地域の移民や難民、避難民のための活動を実施していきます。
(写真:研修後に参加者に修了証を渡し、みんなで記念撮影をしました)
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ事業事務所 ウェン