コミュニティ図書館を大修繕!
ハラゲー!(カレン語で「こんにちは」)ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所のウェンです。
難民キャンプ7か所にあるコミュニティ図書館全15館で、例年通り、図書館の修繕作業が進められています。
今年の1月に各キャンプで開催した計画会議で、図書館委員会が中心となって、修繕が必要な部分と今年修繕する部分について話し合いました。
その結果、全15館のうち、13館では小規模の修繕を、メラキャンプ第1図書館とメラウキャンプ第3図書館の2館では大規模な修繕を行うことになりました。
今回は、メラウキャンプ第3図書館の修繕前と修繕後の様子をお伝えします。
(修繕前のメラウキャンプ第3図書館。屋根が錆びてしまっていました。)
(修繕前のメラウキャンプ第3図書館。天井がはがれて落ちそうになっていました。)
2月下旬に修繕に必要な物資を運び入れ、作業を開始しました。今年は大規模な修繕をすることになったため、図書館委員だけでなく、その友だちや近所に住む人、図書館員や青年ボランティア(TYV)も参加し、みんなで一緒に作業をしました。
メラウキャンプ第3図書館は建物全体が傷んでいたため、参加者全員で屋根と壁をはがす作業から始めました。屋根と壁を新しく張り直すのに約1ヶ月かかりました。
(屋根と壁をすべてはがした図書館。すべて手作業で修繕していきます。)
(柱と壁の修繕作業。こちらもすべて手作業です。)
屋根と壁の修繕中は、図書館員とTYVで図書館の本をすべて袋に入れ、本が傷まないようにしました。そして、修繕後にはその本をすべて棚に戻す作業を行いました。
(袋に入れた本をすべて本棚に戻す図書館員とTYV。15,000冊以上あるので一苦労ですが、きれいに戻してくれました。)
また、図書館員とTYVで図書館内をきれいに清掃し、天井に折り紙の飾りをつけて、利用者が気持ちよく利用できるようにしました。
(修繕完了後の図書館の外観。こんなにきれいになりました!)
(修繕後、飾りつけをしてきれいになった図書館。)
図書館は3月下旬から通常通り開館しており、利用者が戻ってきています。
皆さんのご支援のおかげで、難民キャンプの皆さんがまた気持ちよく、安心して図書館を利用できるようになりました。ありがとうございます。
ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所 ウェン