2022.05.28
海外での活動

幼児教育事業:久しぶりのワークショップ開催

カンボジア
活動風景

チョムリアップスオ、皆さんこんにちは。

幼児教育事業では、作成を続けている教員向けガイドブックを幼児教育関係者に見てもらい、意見を頂くためのワークショップを実施しました。
今回のワークショップは、感染対策として2つの会場に分かれて同時開催し、15州(カンボジアは24州と首都プノンペンで構成されています)の教育局で幼児教育を担当している教育行政官と、モデル幼稚園的存在の幼稚園の教員合わせて45名が参加しました。


一緒にガイドブック作成をしているカウンターパートと協力しながら、ワークショップを進めます

参加者の理解を深め、積極的にワークショップに参加できるように、ガイドブックの内容紹介も兼ねて見本となるような物的環境構成を実践している幼稚園の教室の見学や、絵本の読み聞かせの披露、おもちゃ手作り体験などのセッションも入れました。


教室に設置された科学コーナーを見学する参加者(写真中の絵本『やさい』福音館書店)


ペットボトルのキャップで鳴子を作っている参加者

ワークショップでは参加者同士で積極的に意見交換しながら、案を出し合っている様子を見ることが出来ました。
参加者から得られた意見を参考にしながら、引き続きガイドブックの修正を行っていきます。

さらに今後はこのガイドブックの内容をもとに、バッタンバン州で教員向け研修の講師養成研修(TOT)、教員向け研修を実施していきます。研修に参加する先生方には現場でガイドブックを活用してもらい、使いやすさなどを検証し、必要に応じて改善する予定です。

コロナの影響で、われわれ幼児教育事業チームにとっては、久しぶりのワークショップ実施。2つの会場をオンラインで繋ぎながら進めるなどコロナ禍での新しい取り組みもあり、あたふたする場面もありましたが、参加者の反応や声を直接得られる機会を持てたことは非常に良かったと思います。

まだまだ本事業の活動は続きます。引き続き応援よろしくお願いします。

※この事業は国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業により実施されています。

カンボジア事務所 石塚