カンボジア避難民キャンプでのインタビューその2 爆弾が来ないか心配
シャンティは、カンボジア・タイ国境地帯で発生した軍事衝突により、両国国境付近で多数の影響を受けた人々が発生している状況を受け、支援活動を実施しています。
カンボジアでは12月15日より、バンテイミンチェイ州、バッタンバン州、ポーサット州の6か所の避難所で物資配布と調査を開始しました。

避難所の様子。この避難所は、元々は市場として使われていました。
前々回に続き、「家族単位の聞き取り調査」で聞いたお話をご紹介したいと思います。
インタビューを受けていただいた家族の一つは22人家族、ネットさん(仮名)とその子ども8名、孫13名の大家族です。
「国境から200メートルのところに住んでいました。爆撃音を聞いて急いで逃げてきたので、何も持ってこられませんでした。食材、調味料、料理道具が必要です。子どもたちが着る服も不足しています。」
この避難所は大規模で、およそ5500世帯、2万人以上の方が避難されていました。(12月19日現在)

「人が多いところは爆弾の標的になると聞いています。この避難所は人がどんどん増えていて、爆弾が来ないか心配です。」
12月8日にタイとカンボジアの国境地帯で大規模な軍事衝突が発生してから、避難所の人数は日を追うごとに増えました。
「他の避難所に移動したいのですが、家族全員で動くための手段が何もありません。バイクが1台ありますが故障してしまいました。他に移りたいですが、ここに留まるしかありません。」

寝床のすぐ近くに持ってきたバイクを置いて生活している避難所の方々
日に日に人数が増え、様々な報道や噂が飛び交い、不安な日々を過ごされていました。
27日に停戦合意が発表されるまで、当初は国境近くだけが交戦地域でしたが、国境から数キロ、30キロ、50キロ、そして80キロと、カンボジア内陸にも爆弾が落ち、被害が拡大しました。
このため、他の避難所の様子を見聞きしたり、情勢を判断したりして、避難先を変える方々にも複数お会いしました。
避難所からの帰り道には、地方自治体によって運営されている避難所ではない別の場所で、親戚や知り合い同士40家族程度が集まり、一時的に仮住まいをしているという人々にもお会いました。ここでも、避難所は人が多く攻撃場所として狙われるのが怖いので、避難所から移ってきたという声を聞きました。

インタビューの様子(別の避難所)

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カンボジア事務所:脇坂
本事業に関するプレスリリースの記事はこちら
「カンボジア・タイ国境地帯における軍事衝突に伴う 緊急初動調査の実施について」
※本事業はジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受けて実施しています。



