2024.10.15
緊急人道支援

憩いの場としての支援拠点|令和6年能登半島地震

国内災害
震災

シャンティは発災直後より、輪島市門前町に拠点を置き活動を続けています。

この間、支援拠点は活動全般の事務や打合せをするオフィス機能、ボランティア受付やブリーフィングを行う民間ボランティアセンターのような機能、そして、定期的なサロン活動が実施される他、相談窓口を設置し自由に住民さんが来ることのできる居場所として運営してきました。

 

サロン活動(地域の方が自由に集まってお話しできる交流の場)では、多い時には50人を超える方が参加し、在宅避難されている方も仮設住宅に移住された方も関わらず交流できる場所となっています。

また、全国からのご支援により集まった物資の配布や、全国各地から来るボランティアさんがコンサートや健康相談会など様々なイベントをする支援と被災地を繋ぐ場所として知られるようになりました。

被災された方のお悩みを投函できるポスト

サロン活動の間に必要な物資を受け取ってもらいました

 

また、春休みや夏休み、ゴールデンウイークなど長期休み期間には多くの学生ボランティアに活躍いただきました。

被災した家屋の片づけについて支援拠点に相談に来られたり、サロン活動や配食活動を行っている間にお困りごとをお聞きし、実際の片づけ作業に繋げます。

学生ボランティアと連携した家屋の片づけ作業

 

1月より輪島市に住み込みで活動を続ける中、顔の見える関係性だからこその悩みを吐露してくれることや特別な用事がなくてもお話をしに来てくれることが増えてきました。

今月に入り、拠点として使用させていただいている施設は少しずつ通常業務が再開できるように準備が進んでいます。今後も、地元の商店街や行政、社協や県外から来ている支援団体の得意が活かせるよう連携しながら活動していきます。

 

国内事業課 中井

 

※当事業は、「日本財団」の助成金、皆さまのご支援を受けて実施しております。