【熊本地震】支援活動を開始します!
緊急救援室の木村です。
熊本を中心に九州を襲った2度にわたる大きな地震。犠牲になられた方々に哀悼の意を示すとともに、今なお続く余震やこれからの大雨に不安を抱えていらっしゃる被災地の方々が、一刻も早く安心して眠れる夜がおとずれることを願っています。
シャンティでは、熊本や大分の関係者に現地の状況をお伺いしながら、被災地での支援活動の準備をすすめています。
【熊本県益城町の様子 写真提供:れんげ国際ボランティア会】
熊本県玉名市の関係者の話によると、阪神淡路大震災や東日本大地震でも現地で支援活動をしたのである程度の地震の揺れは経験していたけれども、特に16日未明のM7.3の地震の揺れは大きくて長く、とても怖かったとのこと。それでも、避難している方や断水や停電で不便な生活を送っている人たちのためにと、炊き出しの準備を進めていらっしゃいます。現地では通行止めの幹線道路も多く、流通が滞っていることからお店で販売している食糧も不足、炊き出しの必要性は高いようです。
【熊本県益城町の様子 写真提供:れんげ国際ボランティア会】
また、大分県から3時間以上をかけて熊本市や益城町に入られた関係者のお話では、基盤に亀裂が入っている建物も多く、亀裂に雨が入ってしまうと土砂崩れなど二次災害が起こることが懸念されています。避難所などで支援物資が配給されているものの、足が不自由な高齢者にとっては避難所までの距離を歩くのも大変で、近所の人たちが助け合いながら高齢者に配給物資を配っている様子も見受けられたそうです。大分と熊本の間には阿蘇山がありますが、16日の地震では阿蘇の被害も大きく、被災が広域になってきていることも今後の支援にあたっては考慮しなければなりません。
現地の方たちからの情報をいただきながら、安全面について確認をしつつ、現地での支援活動の準備をすすめていきます。
現地の状況に鑑み、中長期的な支援が必要とされることが予想されます。
みなさまからの温かいご支援を宜しくお願い致します。
◆本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 担当:緊急救援室 木村、竹内
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2、3階
Tel: 03-6457-4586 FAX: 03-5360-1220 E-mail: eru@sva-old.skr.jp