【熊本地震】避難所での出会い
こんにちは、緊急救援室の木村です。
4月19日からスタッフ3名(木村・高橋・神野)で熊本に入りました。玉名市のれんげ国際ボランティア会と連携し、熊本市内および益城町の避難所にて炊き出しを行っています。
炊き出しのメニューは、豚汁とおにぎり。日によっては、ご近所の農家さんから提供いただいたプチトマトなど新鮮な野菜も加えられます。菓子パンやおにぎりなどは私たちが訪問した避難所には届き始めているようですが、野菜は輸送や保存の面で難しいこともあり、野菜たっぷりの豚汁はとても喜んでいただきました。
また、炊き出しの準備をしている間に、チームにわかれて避難所を訪問してお話も聞かせていただいています。ご要望があれば炊き出しの調整を行うためと、避難所や避難している方たちの様子をお伺いすることで、今後の支援活動につなげていくためです。
4月20日には熊本市内6カ所の避難所を訪問しました。そのうち、4月21日に炊き出しをすることになった避難所で、炊き出しの予告を兼ねて、避難されている方々からお話を聞かせていただきました。私が出会った70代のご婦人は、本震でたんすの下敷きになってしまい、ご近所の方々が救出してくださったとのこと。私がお訪ねしたときには、もう一人の同世代のご婦人と仲良く話をしていらっしゃったので、「ご近所さんですか?」と聞いたところ、「たまたま避難所で近くに寝ていることから、声をかけてみたら、話がはずんじゃって」とおっしゃられていました。
私たちが訪問したどの避難所でも、「東京からわざわざ来てくれたの」といって、不便な避難生活でお疲れもあろうに、にこやかに話をしてくださる方が多く、熊本の人たちの温かさ、助け合いの気持ちを、自分たちができるところで支えていければなあと思いました。
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◆本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 担当:緊急救援室 木村、竹内
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Tel: 03-6457-4586 FAX: 03-5360-1220 E-mail: eru@sva-old.skr.jp