移動図書館活動の様子
サバイディー!
2月21日よりSVAラオス事務所にて一か月間海外研修プログラムに参加させていただいております、神田ゆきと申します。
ラオスに来てはや一週間…
早くもラオスの人々の温かさを感じています。
今回は先日同行させていただきました、移動図書館活動について私なりの視点から紹介したいと思います!
「サバイディー。コイスーユキ。コイマーテー二―プン。(わたしの名前はゆきです。日本から来ました。)」
私が話せるラオス語はほぼこれだけです。ですが、ラオスの子どもたちの笑顔と温かさのおかげで私は楽しく子どもたちと触れ合うことができています。
少しシャイなラオスの子どもたちは、最初は一歩引いたところから私を見ますが、私がたったこれだけの挨拶をすると、私がまるでどこかのスターであるかのように私に寄ってきてくれます。とてもフレンドリーです。最初は少し様子見で恥ずかしがるのがラオス流なのかもしれません。
みんな本当に笑顔が最高です!
私にラオス語で絵本を読んで聞かせてくれました!
また移動図書館のアクティビティでは、「大きなかぶ」の劇を日本語で行いました。
もう一人海外研修プログラムに参加している泉谷さんがおじいさん役、私がナレーション兼おばあさん役、SVAスタッフのリュウさんが大きなかぶ役、途中に登場する甥っ子、犬、猫、ねずみ役を子どもたちに手伝ってもらってこの劇を行いました。私たちは日本語でセリフを言いますがSVAスタッフのミンチェンさんが横で私たちの言葉をラオス語に翻訳してくれます。
かぶを一緒に引っぱってくれる子を私が呼ぶのですが、みんな少し照れくさそうにしながらも劇に喜んで参加してくれます。
「ヌーンソーンサーム!ヌーンソーンサーム!!」
みんなで大きなかぶを引っぱります。
みんなで作り上げたこの劇はとても素晴らしいものとなりました!
この日の移動図書館のプログラムです。
1、 フリータイム(各自で絵本を読む)
2、みんなで歌の時間(ミンチェンさんギター演奏)
3、体を使ったちょっとしたアクティビティ(byリュウさん)
4、クイズアクティビティ(byミンチェンさん)
5、紙芝居(byミンチェンさん)
6、大きなかぶ
子どもたちはこれらのアクティビティを楽しむのはもちろん、準備と片付けをしっかりやってくれます。カーペットを広げたり、スタッフが使う机を教室から運んできてくれたり…。スタッフのためにお水を持ってきたりもしてくれます。
準備をする子どもたちの様子です。
SVAの移動図書館活動はただ子どもたちに楽しさを提供するだけでなく、子どもたち自身の自立性を養うことにもつながっているのだと感じました。
また、この活動は子どもたちだけでなくその学校の先生方に向けた活動でもあると思いました。それはSVAの活動期間が終了した後も持続してこういった活動を先生方だけでもできるように、ということです。
SVAはその場限りのボランティアをしているのではなく、先を見据えて本当の意味で子どもたちの成長につながる活動をしているのだと思います。
ラオスの子どもたちの笑顔に出会いことができてとても幸せです。
ラオスで少しでも多くのことを感じとりながら、残りの三週間を毎日楽しく過ごしていきたいと思います。
神田ゆき