来年度に向けた事業形成研修
サバイディー!ラオス事務所の竹谷です。
24日から3日間、事務所では来年度からの新たな事業展開に向けた事業形成のための調査手法研修が行われました。
昨年から、事業形成のステップとして、1992年の設立以降これまでにSVAラオス事務所がどのような事業を実施してきたか、時間軸から確認したり、関係組織、行政との関係性を確認したり、事務所の強み、弱みなどを確認してきました。
今回の研修では、実際の事業形成プロセスに合わせ、アフガニスタン事務所の三宅所長をトレーナーに、事業形成調査手法を理解し、インタビューや質問紙を用いた調査の準備、調査計画を練りました。
時に笑いも交えながら、研修を進めてくださいました。
グループに分かれて、インタビューの質問を考えます。
スタッフ全員で、意見をまとめていきます。
事業形成、実施は、以下の三要素から成り立っています。
キャパシティ:SVAラオス事務所で行える内容なのか
ニーズ:その事業が本当に必要とされているのか
リソース:他の援助団体の動向やコミュニティ、政府との関わりはどうなのか
今回の研修では、昨年から続けている事業形成のための話し合いから挙げられた、いくつかのラオスにおける教育課題テーマに関して、調査のためのインタビューの質問項目や対象者の選定、どのように聞けばいいのか、などを具体的に考えました。実際の調査は、5月に、ラオス事務所と東京事務所中原海外事業課長が共に実施します。
私は事業に直接関わるのは初めてですが、ラオス人スタッフと一緒にかたちづくっていくのが楽しみです。同時に、改めて、気を引き締めて取り組んでいかなければいけないと感じました。
一つ一つの活動を決めるまでに、何度も話し合いを重ね、本当に必要とされているものは何なのか、SVAラオス事務所らしい事業とは何なのか、スタッフ全員で考えることができたと思います。
今回の研修を最大限活かし、事業を実施していきたいと思います。
SVAラオス事務所
事業副調整員
竹谷麻莉子