2013.08.16
海外での活動

「ラオスの森」の村を訪問しました!

ラオス

サバイディー。(ラオス語で「こんにちは」)

クラフト・エイド担当の利根川です。

生産者団体との調整のため、タイとラオスを出張中です。今はラオスにいます。

今日は、クラフト・エイドの人気商品の「ラオスの森」シリーズを作っているモン族の村、タンピアオ村を訪問しました。

タンピアオ村はヴィエンチャン首都から約50キロのところにありますが、途中から道が舗装されておらず、車で2時間弱かかります。昨日降った雨のせいで、道路は水たまりだらけ。村の人たちが、道路の水たまりを埋める作業をしていました。

水たまりを埋める人たち

村へ到着すると、出来上がった刺繍を持って、女性がどんどんやってきました。

タンピアオ村では約60人の女性たちが刺繍をしています。

集まる女性たち

スーさんは、5人の子どもがいるお母さんです。

スーさんは、小さい頃はラオス北部の祖父母の家に預けられていました。両親がタイにあった難民キャンプに逃れていたからです。両親が難民キャンプから戻ってきた後、一緒にこの村へ移り住みました。スーさんは、12歳の頃から、村の女性たちに習って刺繍を始めました。

タンピアオ村の住民の多くは、スーさんの両親のように、タイの難民キャンプから帰還したモン族の人々です。

スーさん

スーさんの旦那さんは、家畜の世話をしたり、魚を獲ったり、稲作をしています。

ですが、家族が食べる分を確保するのが精一杯で、収入源はスーさんの刺繍だけです。

刺繍で得た収入で、子どもたちの服や、調味料、石鹸など、生活に必要なものを買っています。

スーさんのように、タンピアオ村の人たちは、刺繍以外に現金収入を得る手段がありません。時には、日雇い労働をしたり、いつもより少し多くできた米を市場に売ったりすることもありますが、それは不定期です。スーさんは、家族のために毎日刺繍をしています。

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刺繍が家族を支える重要な手段になっているのです。

クラフト・エイドは、スーさんのような頑張る女性たちが作る製品を継続的に注文することで、彼女たちが安定的に収入を得ることができ、家族が少しでも良い生活ができるよう、支援しています。

頑張る女性たちに出会って、パワーをたくさんいただきました!!

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