プーカン村小学校、ドンケオ村小学校贈呈式
サバイディー。
ラオス事務所の加瀬です。今回は、9月20日に実施された、ルアンパバン県ヴィエンカム郡のプーカン村小学校、ドンケオ村小学校の学校贈呈式の模様をお伝えします。
こちらは、プーカン村小学校の入り口です。来賓を迎えるために横断幕も用意して、準備万端です。
今や遅しと来賓を待つ、カム族の民族衣装を身にまとった児童代表と、先生方、そして村の代表者、郡教育事務所の方々です。
学校正面に設置された会場には生徒をはじめ、村の人びとがたくさん集まっています。
たくさんの児童たちが、暖かく迎えてくれました。
贈呈式には、在ラオス日本国大使館、ラオス国教育スポーツ省、ヴィエンカム郡地方行政の代表の方々が出席して、学校の完成をお祝いしました。
児童代表からのご挨拶。「私たちは新しくなったこの学校で一生懸命勉強し、学校をいつまでの大切にしていきたいと思います」と力強く語ってくれました。実は、私が準備のお手伝いで前日に訪問したと時に、何度も何度もスピーチを練習する姿を見ていましたので、スピーチに詰まった時は、心の中で「大丈夫だよ。頑張って」と思わずエールを送ってしまいました。
続きまして、テープカットの模様。
ラオスでは欠かせない、バーシー儀式です。皆の無病息災を祈り、また学校の発展を願いました。
児童たちとの記念撮影。上がプーカン村小学校、下がドンケオ村小学校です。
ブログでも何度かお伝えしていますが、ヴィエンカム郡はラオス国内でも教育事情が芳しくない地域の1つです。
子どもたちは安全が確保されにくい、簡易木造校舎の小さな小さな教室の中で、一生懸命勉強してきました。学校の行き帰りの水汲みや家族のお手伝いなど、勉強以外にもたくさんのことを毎日こなしながらの勉強です。
そのような子どもたちが少しでも、安全で快適な学習環境で勉強をして、たくさんの友達を作り、未来を切り開いていって欲しい。そんな思いを抱きながら事業を実施しています。
学校が持続的に運営されていくためには、先生方をはじめとした教育行政職員の努力、そして生徒、地域住民の皆さんの協力が不可欠です。学校が贈呈された今、これからも学校がしっかりと運営されていくように、ラオス事務所は1歩後ろに下がりつつ、それでも暖かく、学校関係者のみなさんの努力を後押ししていきたいと思っています。
*本事業は、「日本NGO連携無償資金協力事業」により実施されました。
SVAラオス
加瀬貴