2014.11.21
海外での活動

複式学級運営研修会、実施中!

ラオス

サバイディー(こんにちは)!
ラオス事務所の山室です。

ルアンパバーン県ヴィエンカム郡の全ての学校・教員が対象となる複式学級運営研修会が、いよいよ始まりました。教育現場の実情と教員の皆さんの必要性に適した研修にするべく、講師となる郡教育スポーツ事務所の職員、指導役の県教育スポーツ局職員、ラオス教育スポーツ省職員とともに、これまでたくさんの話し合いとトレーニングを重ねてきました。

計画作りの記事はコチラからどうぞ⇒ 「複式学級運営研修会のための計画づくり」

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普段、複式学級で授業するときにどんな問題や難しさがあるの?
複式学級の教え方にはどんな種類があるの?
別の学年に直接指導を移す時、どんな課題を生徒に与えてから移動するの?
課題の与え方は適している?
1時限という限られた時間の中でどうやってタイムマネジメントするの?
複式学級用の授業の指導案はどうやって作るの?

などなど。
参加者(教員)と講師が双方にコメントを交わしながら進めます。

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次に、グループ毎に授業の指導案を作成してみんなで分析。

そして、その指導案をもとに実際に授業を行い、その様子を映したビデオを見て、またまた分析。

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「1年生の直接指導をもっと丁寧に、予定より時間を割いた方がよかった」
「用意した手作り単語カードはもっと有効に使えたのでは?」等、
モニターしていた講師や参加者から意見がたくさん出ました。

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少数民族の生徒たち、特に1年生は今年9月に入学して初めてラオス語に触れるため、たくさんのケアが必要です。現職教員ならではの鋭いツッコミもありましたが、それをうまくまとめた講師に思わず「おー!」と感心しました。

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この研修会を通して一番印象的だったのは、教員たち、そして、講師となった郡教育スポーツ事務所の職員たちが情熱を持って取り組んでいる姿です。彼らの頑張りに感動すら覚えました。改めて、”みんなで一緒に頑張る”大切さと大変さと嬉しさを感じた研修会となりました。次の研修会も張り切ってまいります!

※この研修会は「JICA草の根技術協力事業」の一環として行っています。

ラオス事務所 山室仁子