コミュニティリソースセンター(CRC)がオープンしました
こんにちは、事業サポート課の黒田です。
先日行われたばかりのコミュニティリソースセンター(CRC)のオープニングセレモニーの様子をご報告いたします。
※建設開始から完工までの様子は以前の記事をご参照ください。
https://sva.or.jp/wp/?p=35402
完成したCRCの様子
完成したコミュニティリソースセンター(CRC)
CRC内の子ども用の読書スペース
大人用読書スペース(情報収集用にパソコンも設置しています)
会議や研修などに利用できる研修室(テレビも設置しています)
センターの横には多目的ホームも建設
またCRCの横には多目的に使えるステージ付きのホールも建設されました。開所式当日、このホールで住民による伝統舞踊の披露やBRC事務所スタッフによる絵本の読み聞かせなどが行われました。
では、11月18日に行われたゾーズィーミャイン村の開所式の様子を一部抜粋して紹介します。
ゾーズィーミャイン村代表者からCRCの開所を祝うスピーチをいただきました
ゾージーミャイン村で暮らす子どもたちによるカレン族の伝統舞踊(ドンダンス)の披露
最後に参加者の集合写真を撮り、無事に開所式を終えることができました
レイケイコー村のコミュニティリソースセンター開所式の様子
次に、翌19日に行われたレイケイコーでの開所式の様子です。こちらの開所式は、日本財団の荻上様やシャンティ国際ボランティア会 会長の若林らをお迎えして開催しました。
日本財団ミャンマー事務所所長代行の荻上様よりご挨拶いただきました
シャンティ国際ボランティア会 会長・若林よりご挨拶いただきました
難民キャンプから帰還し、センターに関わる理由
難民キャンプからミャンマーへ帰還し、現在はCRCスタッフとして働いているノーデーデーさんにご挨拶いただきました。
開所式でスピーチしたノーデーデーさん
ノーデーデーさんの開所式スピーチ(一部抜粋)
皆様、おはようございます。
(中略)私は2008年からメラキャンプで暮らし、2016年にレイケイコー村に移りました、レイケイコーで暮らし始めてすでに3年が経過しています。シャンティがメラキャンプ内で運営しているコミュニティ図書館に遊びに行き、本を借りたり、イベントに参加したりしたので、レイケイコー村へ来る前からシャンティのことはよく知っていました。
(中略)読書する習慣が身に着くと考え方に良い変化が起こり、物事の良し悪しを判断する力が身に付きます。
(中略)近年、人々は外見的な成長を比べて競い合い、内面的な成長をないがしろにしています。私たち大人が内面的な成長を大事にして、子どもたちの良き手本となる必要があります。私はこの考え方をシャンティから学びました。私はすべての人にCRCに来てもらい、情報を得て生活レベルを向上させてほしいです。CRCはレイケイコーのシンボルであり、レイケイコーを平和で豊かな町にしてくれる存在であり、私たちに力を与えてくれる存在です。
(中略)このような場所を作ってくださったすべての皆様に心から感謝いたします。
その後、多目的ホールへ移動し、BRC事務所スタッフによる絵本の読み聞かせの実演、そして住民による踊りの披露も行われました。人形劇や絵本の読み聞かせなど、シャンティが難民キャンプで長年続けてきた活動は、今後CRCスタッフに技術が伝承され、カレン州でも引き続き行われる予定です。
BRC事務所スタッフによる読み聞かせの実演
最後に記念撮影を行い、無事に開所式を終えることができました。
今後もCRCを中心に住民に対する情報および学習機会の提供を進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
※本事業は、日本財団とのパートナーシップ協定に基づき、外務省より資金援助を受け実施しています。