本が大好きなミャンマーの人々
ミングラバー!
皆さま、初めまして。
ミャンマー事務所の本丸です。
2月にSVAに入職し、3月末にミャンマーに赴任いたしました。
皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
さて、このミャンマーの事業地、
ピー県に来てから1カ月が経ちました。
こちらに来て驚いたことは、
やはり人々の「本」に対する熱烈な愛情です。
開設したばかりのSVAの事務所から歩いて数分のところにも、
夫婦で営む「貸本屋さん」があり、夜遅くまで営業しています。
主に小説や漫画などを取り揃えています。
レンタル料は、1日50チャット~300チャット(約5円~30円)。
「あまり儲けにはならないけど、本が好きだから
趣味でやってるのよ」とのこと。
すぐ隣でジュース屋さんも併設していて、
店の前に小さな机とイスがあり、
美味しいさとうきびジュースなどを飲みながら
読書を楽しめるようになっています。
カフェコーナーですね。
ピーの町中を移動していて見つけたのは、
こちら「移動レンタル本屋さん」。
3輪バイクの荷台に本を積んで、
毎日町中を巡っています。
本を物色している姿が楽しそうです。
レンタルビデオ屋さんなら他の国でもたくさんありますが、
本を買えなかったり、借りにいく時間がない人たちにとって
「レンタル本屋さん」は人気のサービスのようです。
こんなに人気な国って、なかなかないものだと思います。
皆さん、本が心から大好きなんですね。
ただいま、ミャンマーは雨季直前で停電が多発する季節。
特に夕方から夜にかけては、突然電気が消えて真っ暗になります。
人々は慣れたもので、ろうそくに灯りをともし、
その灯でゆったりと読書を楽しんでいます。
(SVAがこれから支援予定の公共図書館にて、 子ども新聞を楽しむ女の子)
テレビや映画といったエンターテイメントよりも、
「読書」の楽しさを知っているこの国の人々。
これからSVAが行う図書館支援を始めとする教育事業は、
間違いなくこの国の人たちの役に立つに違いないと思うにつけ、
ワクワクした気持ちを抑えることができません。
始まったばかりのミャンマー事業ですが、
良い事業を生み出していきたいと思っております。
ぜひ皆さまからの応援をいただけますよう、
どうぞ宜しくお願いいたします。
ミャンマー事務所事業調整員
本丸 愛子