2014.05.04
海外での活動

本が大好きなミャンマーの人々

ミャンマー

ミングラバー!
皆さま、初めまして。
ミャンマー事務所の本丸です。
2月にSVAに入職し、3月末にミャンマーに赴任いたしました。
皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

さて、このミャンマーの事業地、
ピー県に来てから1カ月が経ちました。
こちらに来て驚いたことは、
やはり人々の「本」に対する熱烈な愛情です。

開設したばかりのSVAの事務所から歩いて数分のところにも、
夫婦で営む「貸本屋さん」があり、夜遅くまで営業しています。

①貸本屋さん

主に小説や漫画などを取り揃えています。
レンタル料は、1日50チャット~300チャット(約5円~30円)。
「あまり儲けにはならないけど、本が好きだから
趣味でやってるのよ」とのこと。

すぐ隣でジュース屋さんも併設していて、
店の前に小さな机とイスがあり、
美味しいさとうきびジュースなどを飲みながら
読書を楽しめるようになっています。
カフェコーナーですね。

ピーの町中を移動していて見つけたのは、
こちら「移動レンタル本屋さん」。
3輪バイクの荷台に本を積んで、
毎日町中を巡っています。

②移動貸本屋さん

本を物色している姿が楽しそうです。

レンタルビデオ屋さんなら他の国でもたくさんありますが、
本を買えなかったり、借りにいく時間がない人たちにとって
「レンタル本屋さん」は人気のサービスのようです。
こんなに人気な国って、なかなかないものだと思います。
皆さん、本が心から大好きなんですね。

ただいま、ミャンマーは雨季直前で停電が多発する季節。
特に夕方から夜にかけては、突然電気が消えて真っ暗になります。
人々は慣れたもので、ろうそくに灯りをともし、
その灯でゆったりと読書を楽しんでいます。

③ろうそく

④子ども新聞を読む女の子

(SVAがこれから支援予定の公共図書館にて、 子ども新聞を楽しむ女の子)

テレビや映画といったエンターテイメントよりも、
「読書」の楽しさを知っているこの国の人々。
これからSVAが行う図書館支援を始めとする教育事業は、
間違いなくこの国の人たちの役に立つに違いないと思うにつけ、
ワクワクした気持ちを抑えることができません。

始まったばかりのミャンマー事業ですが、
良い事業を生み出していきたいと思っております。
ぜひ皆さまからの応援をいただけますよう、
どうぞ宜しくお願いいたします。
ミャンマー事務所事業調整員
本丸 愛子